また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.3/2週)

 さて、出た本、というか雑誌。「MOE」の最新4月号は巻頭大特集「ヨシタケシンスケってすごいの?」、すごいです、すごいです!大好きです!で、糸井さんとの対談とか、本人による(ほぼ)全作品解説、ふろくには新作絵本「つまんない つまんない」もついているという豪華版。ううむ、これ欲しい…。

 


 出る本。羽田圭介「成功者K」(3/9)出ます。自らを茶化したようなこの内容、なんだかおもしろそう。表紙もいいぞ!

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【文学賞】第7回Twitter文学賞、決定!!

 というわけで、決まりました。第7回Twitter文学賞、5位までだけですが発表しますね。

 

国内編

第1位

第2位

第3位

第4位

ううむ、さすがTwitter文学賞らしいラインナップだなぁ。でも、ここに「蜜蜂と遠雷」が入ってきたのはすごいな。

 

海外編

第1位

第2位

第3位

【ドラマ】木皿泉✕Perfume✕テレビ東京!スペシャルドラマ「パンセ」放送決定

 いやいやいや、これはもう本の話なのかなんなのかよく分かりませんが、とにかくスゴい!放送は3月31日、4月1日の2夜連続、30分ドラマ2回、という感じです。

 

 「パンセ」というのはフランス語で三色すみれのこと、3人の女性の物語です。木皿泉はいうまでもなく当代随一の脚本家ですが、Perfumeとのタッグでどんなドラマが生まれるのでしょうか?で、テレ東ですからね。木皿さんがこんなことを言ってます。

 

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【映像化】「みをつくし料理帖」NHKで5月にドラマ化!主演は黒木華

 

  あ、「みお」ではなくて「みを」なんですね。すみません、これは読んでないです。でも、けっこう人気なのは知ってますよ。高田郁の原作は全10巻で完結していて累計300万部超というからすごいですね。

 

 さて、ドラマ化。北川景子主演で2度スペシャルドラマ化されていますが、それは見てません。ただ今度は黒木華が主演。黒木華いいよなぁ。だから見ちゃいそう!しかも、脚本が「ちかえもん」で向田邦子賞を受賞した藤本有紀となると期待が高まります。でも、土曜日の午後6時5分からって「忠臣蔵の恋」などもやった時間帯なのですが、この時間に時代劇ってどうなんでしょうね?僕は録画して見ようかな。5月13日スタートです。

 

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【書評】塩田武士「罪の声」-題材はあのグリコ・森永事件!これは作者の執念が生み出した驚きの物語だ

 グリコ・森永事件を題材にした去年の話題作。本屋大賞にもノミネートされている。この小説、事前に思っていたのとはちょっと違っていた。広告や帯では「家族には時効はない」「これは、自分の声だ」などなど犯人の家族の方に焦点があてられているが、この本は「記者小説」だと思う。「罪の声」は、間違いなく記者小説の傑作なのだ。

 

 この小説の中では「ギンガ萬堂事件」と呼ばれているこの事件、その真相を知りたいと願う人間が2人いる。1人は京都でテーラーを営む曽根俊也。彼はある日偶然に父親の残したカセットと黒革のノートを見つける。ラジカセから聞こえてきた声は幼い自分のもの。そして、それは忌まわしきあの事件に使われていた子供の声だったのだ。もう1人は新聞社の文化部記者阿久津英士、社会部の年末企画に駆り出された彼は渋々ながら「ギン萬事件」を追うことになる。「真実」までの道のりを「罪の声」はこの2人のルートから描いていく。

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.3/1週)

 さて、なんだかバタバタしてて更新できませんでしたが、またがんばりますね。では、出る本。川上弘美の「ぼくの死体をよろしくたのむ」(2/28)出ます。これは「クーネル」に連載されてたのかな?短編集のようです。このところ川上ワールドは冴え渡っているので、これもまた期待!タイトルいいなぁ。あ、表紙も好き!

 

 

 というわけで、今週は2冊。村上春樹も出たし(まだ買ってない)、あまり買いたい本が増えても困っちゃうから、まっいいか…。では、またまたまた!

 

これまでの「出る本、出た本」はこちらから!

 2017.2.26 森友学園事件(アッキード事件)であの人が辞めてくれますように。読書は宮部みゆきの「三鬼」。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.2/4週)

 さて、出た本。文春新書から「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」出てました。これは気になる!山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一さん、それぞれの講演と歌人の永田和宏さんとの対談をまとめたもの。買おう!

 

 三木卓の「K」が講談社文芸文庫に入りました。妻である詩人・福井桂子との結婚生活を綴った私小説。これはなんだかやたらとおもしろかったなぁ。興味ある人はぜひぜひ!僕の書評も読んでみてください。

 



 大島弓子「キャットニップ」第2巻がやっと出ました。「グーグーだって猫である」の続きのような猫たちの物語。やっぱりいいです。1巻の感想はこちら。

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