さて、昨年12月に発表された「本の雑誌」の年間ベスト、ホームページでも発表はないので、ブログでの掲載を控えていましたが、年も明けたし、もういいかしらん。ではではでは!
1遠田潤子「オブリヴィオン」
2紀田順一郎「蔵書一代」
3アンドリュー・キーン「インターネットは自由を奪う」
4松浦理英子「最愛の子ども」
5寄藤文平、木村俊介「デザインの仕事」
続きを読むさて、昨年12月に発表された「本の雑誌」の年間ベスト、ホームページでも発表はないので、ブログでの掲載を控えていましたが、年も明けたし、もういいかしらん。ではではでは!
1遠田潤子「オブリヴィオン」
2紀田順一郎「蔵書一代」
3アンドリュー・キーン「インターネットは自由を奪う」
4松浦理英子「最愛の子ども」
5寄藤文平、木村俊介「デザインの仕事」
続きを読む
みなさん、あけましておめでとうございます。え〜っと、2017-2018年越し本は松家仁之「光の犬」でした。とても好きな作家なので本当はこれ昨年中に読みたかったなぁ。でも、ま、お正月の楽しみに。戌年だしね。
あと、これは昨年からの挫折持ち越し本。いや、おもしろんですよ。おもしろいんだけど挫折して他の本を読み始めちゃったもので…。いやいや、なんとかするぞ。なんとかなるぞ。で、今気が付いたのですが、源氏物語も光源氏だし、光つながりではないか。うむ。それがどうした!ま、というわけで、今年もよろしく!
あ、年末に昨年のマイベストを発表したら、すごくたくさんの人が見てくれてビックリしました。ありがとうございました。ではでは、また!!
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。
今年のマイベスト、決めました。例年同様、読書ノートを見ながらランクインしそうな本をピックアップしていったのですが、あとで調べたら、あれもこれもそれも今年発売じゃなかった。ううむ、ちょっと焦ったけれど、とにもかくにも決めましたよ。「今年刊行されたものに限ったマイベスト」です。リンクで僕の書評が読めます。
1川上弘美「森へ行きましょう」
3佐藤正午「月の満ち欠け」
4ミロコマチコ「まっくらやみのまっくろ」
5酒井駒子「森のノート」
6又吉直樹「劇場」
7宮部みゆき「この世の春」
9ヨシタケシンスケ「あるかしら書店」
10 村上春樹「騎士団長殺し」
12月までは燃え殻さんの小説が1位と思っていたのですが、うううむ、やっぱり川上弘美はすごい。毎年、こういう刺激的な小説を読みたいです。燃え殻さんのは思い出に突き刺さる不思議な力がある物語。直木賞受賞の「月の満ち欠け」、佐藤さんの小説ではベストではないけれど、こういうのを書いて本当に堪能できるのはこの人の力。
僕のベストでは絵本やコミックも平等に入れていますが、4位のミロコマチコ さんと9位のヨシタケシンスケさんはもうマイベストの常連に。今、この2人を見ておかなくちゃ絶対ダメですよ。うん!!!ミロコマチコの混沌とそこから突き抜ける力、ヨシタケシンスケの図抜けた自由さとそこから生まれるアイデア!
5位の酒井さんのエッセイは絵の力も言葉の力も素晴らしかった。いつもそばに置いておきたい一冊です。8位のたむらさん「よるのおと」の青の美しさといったら!多くの人に手にとってもらいたいと思います。
6位の又吉、2作目も心に残る人とストーリー、次もその次も期待したい。7位の宮部みゆきは書き始めて30年!この小説はそのテーマに驚いた。さらに第一線でグイグイと!10位村上春樹は、こういう物語を紡ぐことができるのは彼だけ!とてもとてもおもしろく読んだ。以上、ベスト10でした。
さて、次は「今年読んだけれど、今年刊行ではない本のトップ5」です。分けてる意味があるのかないのかよくわかりませんが、とりあえず例年2つに分けて発表しています。
続きを読むこちらで見られます。
http://www.jdss.or.jp/tane2017/JDS2017-tane.pdf_page_16_protected.pdf
いつもドラマは録画して見る。「コウノドリ」の最終回も昨日見た。このドラマはファーストシーズンを見逃しているのだけど、2を見て本当によかった。子供がいない僕ら夫婦には知らないことだらけで、学ぶことも多かった。お母さんやお父さんの役者は知らない人が多かったのだけど、それぞれみんな好演で心に残った。
最終回の前の回は「出生前診断」がテーマで、診断を受けた高山さんは「21トリソミー陽性」という結果だった。生まれる赤ちゃんがダウン症の可能性が高いのだ。悩むお母さんとお父さん。この話は最終回まで引き継がれる。決意をしたものの不安でいっぱいのお母さんに大森南朋さん演じる今橋がある詩を紹介する。それがリンクしたエミリー・パール・キングズレイさんの「オランダへようこそ」という詩。「障がいのある子を育てるのってどんな感じ?」というフレーズが冒頭にある。これを高山さんは自分と夫の両親の前で朗読するのだ。この詩、僕は知らなかったし、原作コミックにあるのかも分からないのだが、すごくすごくよかった。
続きを読む
今年で第10回を迎える「MOE絵本屋さん大賞」、大賞はこれです!!
おぉぉぉ、ヨシタケシンスケさん、3連覇です。しかもこれ、僕は大プッシュしたのですが発売当初は他のヨシタケ本と比べてそんなに盛り上がらなかったんですよ。この名作が評価されてすごくうれしいです。みなさんもぜひぜひ読んでみてください。僕の感想も載せておきますね。
2位以下は次の通りです。
続きを読む
さてさて、今年はもう新刊もないかな、と思っていたのですが、出た本が2冊。まずはいとうせいこう他の「日本語ラップ・インタビューズ」。7人のラッパーへのインタビュー集。日本語と言葉、が気になる人にとっては必読ではないかなぁ。いとうせいこうさんのこんな言葉、
「日本語でラップをやることは、自転車に乗ることと似てると思ってる。
自転車って、乗れるようになった後は、乗れなかったことを忘れちゃうでしょ?」
あぁ、なるほどね。なんかちょっと分かる気がする。これは読んでみたいぞ。
続きを読む