また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評・感想、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.7/1週)

 さてさて、出た本。河出書房新社編集部『木皿泉 増補新版』出ました。増補新版だから前の版があるのですが、今回は最新小説「さざなみのよる」 刊行記念のロングインタビューなどが新たに入っているようです。このやり方、あまりいいとは思えないけれど、前のを買っていない脚本家・木皿泉ファンにはいいかも。

 

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【映像化】森絵都「みかづき」がNHKで連続ドラマに!来年1月放送予定。高橋一生、永作博美ほかの出演

 おぉ、これはちょっと興奮!2017年本屋大賞第2位、第12回中央公論文芸賞、「王様のブランチ」ブックアワード2016大賞を受賞した森絵都さんの「みかづき」がドラマになります。NHKの土曜ドラマ枠での放送で2019年1月スタート予定!連続5回。

 

 で、この原作、すごくおもしろいのですが、昭和36年から平成20年までの47年間の話でエピソードも多くて、とても5回じゃ収まらない。僕の書評では「ドラマでやるなら、朝ドラじゃダメ!大河ドラマでないと収まりきれないようなスケールの大きな話になっています」って書いてます。まぁ、朝ドラでもいいけど、それぐらいの話なんですよ。大丈夫か?

 

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【絵本】佐藤オオキ「コップってなんだっけ?」-ぜひ子供と共に。コップ一つから発想がどんどん広がる。その喜び!

 デザイナーの佐藤オオキは、NHKの「プロフェショナル 仕事の流儀」や「課外授業 ようこそ先輩」などテレビにも何度か出ているので知ってる人も多いかもしれない。彼が創り出す日用品や家具などプロダクトデザインやアートっぽい作品はどれもすごくおおもしろいし、その発想力は飛び抜けている。

 

 そんな佐藤オオキが作った初めての絵本がこれ。何といってもシンプルなのがいい。ヘンに凝っていないから分かりやすい。まずは、コップにコーヒーとミルクを入れてカフェオレを作るところから始まる。でもでも、スプーンがない。さて、どうする?どうしたら混ぜられる?いろいろな案が提示されるのだが、そこからもう「お~っ!」と思ってしまう。

 

 これは一言でいうならば「発想の広げ方絵本」。何でもない一個のコップからでも、とんでもなくアイデアが広がっていく。その喜び!オオキさんが最後の「お父さん、お母さんへのメッセージ」でこんなことを言っている。

 

コップのような身のまわりにあるさりげないものでも、「目線」次第で無限に進化させることができるんです。

 

コップを見て、「これはふつうのコップだな」と思った瞬間に、アイデアは浮かばなくなります。

 

読んでいただくことで、日常を優しく疑い、そこから新たな発想を促す「デザイン目線」が身につくように考えました。

 

お子様が思いついた変なアイデアもどんどん歓迎してあげてください。だって、目線は「人と違う」ことが正解なのですから。

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2018.6/5週)

 さてさて、出る本。星野源「音楽の話をしよう」(6/27)がAERAムックから出ます。AERAに連載された対談のノーカット完全版。星野源、なんだかおもしろいからなぁ。しかも、ゲストがなかなか!表紙もいいぞ。読みたい。

 

細野晴臣/設楽統/吉野寿/神前暁/生田斗真/バカリズム/宮野真守/有村架純/古田新太/ディーン・フジオカ/野木亜紀子/小林直己
(敬称略、掲載順)

 

 そして、飯嶋和一「星夜航行」(6/29)、久々の新作が上下2巻で出ます。沢瀬甚五郎という史料の中に埋もれていた実在の人物を主人公にした大長編。舞台は堺、薩摩、呂宋、そして…。飯嶋和一の小説は長くて、しかも、密度が濃いから読み終わった後ぐったりしちゃうのだけど、おもしろいからやっぱり読みたい。し、しかし、1巻が600ページ近くあるなぁ。ううむ。

 

 原田マハ「暗幕のゲルニカ」(6/28)が文庫に。彼女のアート小説は大好きだけどこれはスリリングでスケールが大きい読み応えたっぷりの傑作。タイトルで分かるようにピカソの名画「ゲルニカ」をテーマにした物語です。未読の人はぜひ!

 

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【BOOK NEWS】サリンジャー「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年」出ます!!

 わわわわわっ、と驚いた。6月29日、金原瑞人訳でサリンジャーの新しい作品集が発売されます。「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年」、ううむ。

 

 新潮社のホームページにはほとんど情報がないのですが、新潮社出版部文芸のツイッターによると、収録されるのは全9編。「ハプワース16、1924年」は、「バナナフィッシュにうってつけの日(「ナイン・ストーリーズ」収録)」で自殺したシーモアが7歳の時に家族にあてて書いた手紙、というスタイルで書かれた中編小説のようで、一度、荒地出版の選集に収録されていたみたいです。この小説は、1965年に「ニューヨーカー」に掲載され、それ以降、サリンジャーは沈黙を守り続けました。

 

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