また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【広告コンペ】第56回「宣伝会議賞」グランプリ他各賞が決まりました!!

 というわけで、昨日、虎ノ門ヒルズで贈賞式があり、グランプリ他各賞が決定しました。ご報告が遅れましたが、実は僕も昨年に続いて虎ノ門ヒルズに行って来ました。なんと、2階のカフェでコーヒーを飲みながら若きコピーフレンドの小島さんと贈賞式のネット中継を見ていたのです。贈賞式をやってる建物で贈賞式に行けなかった男たちがネット中継を見る。これはもう本当に素晴らしい体験です!あほ!

 

昨日の結果は早くもネットにアップされています。こちらです。


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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (20193/2週)

 さてさて、出る本。「かがみの孤城」で本屋大賞に輝いた辻村深月の「傲慢と善良」(3/5)出ます。タイトル、いいなぁ。アマゾンの紹介文に心惹かれます。「恋愛」という言葉が括られているのには意味があるんだよな、うむ。

 

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。
その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。
2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な"恋愛"小説。

 

 その辻村さんの特集が載っている「ダ・ヴィンチ」4月号(3/6)も気になります。「傲慢と善良」のブックガイドもあるみたいですよ。第一特集は「あの人の、行きつけ本屋さん」、読みたい!

 

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【文学賞】第9回Twitter文学賞、結果が発表になりました!

国内編

1深緑野分「ベルリンは晴れているか」

2五條瑛「焦土の鷲 イエロー・イーグル」

3高山羽根子「オブジェクタム」

4多和田葉子「地球にちりばめられて」

5姫野カオルコ「彼女は頭が悪いから」

6円城塔「文字渦」

7津村記久子「ディス・イズ・ザ・デイ』

   山尾悠子「飛ぶ孔雀」

   奥泉光「雪の階」

8飛浩隆「零號琴」

   王谷晶「完璧じゃない、あたしたち」

9朝倉かすみ「平場の月」

10平野啓一郎「ある男」

  森見登美彦「熱帯」

 

海外編

1ミランダ・ジュライ「最初の悪い男」

2パク・ミンギュ「82年生まれ、キム・ジヨン」

3呉明益「自転車泥棒」

4リチャード・フラナガン「奥のほそ道」

5チョン・セラン「フィフティ・ピープル」

6グレアム・スウィフト「マザリング・サンデー」

7ケン・リュウ「折りたたみ北京」

8ジョージ・ソーンダーズ「リンカーンとさまよえる霊魂たち」

9ルーシャス・シェパード「竜のグリオールに絵を描いた男」

 アリ・スミス「両方になる」

10 フィオナ・マクラウド/ウィリアム・シャープ「夢のウラド」

  ジョゼ・ルイス・ペイショット「ガルヴェイアスの犬」

 

 取り急ぎ、速報的に。やっぱりこの賞はおもしろいですね。結果発表会の動画はこちら。

 

◯HPはこちら。1票の小説まで発表されています。


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【広告コンペ】雑誌「宣伝会議」4月号で「宣伝会議賞」2次3次審査通過者と協賛企業賞他が発表になりました!

 

 はい、発表になりました。今年は私、特に報告はありません。去年はヘロヘロと浮かれていましたが、今年はなんというか、つまんないなぁ、って感じ。今後の「身の振り方」はこれから考えます。

 

 で、ネットなどなどで知り合ったコピーフレンドの7割ぐらいが受賞してるんじゃないかというぐらい知ってる人が協賛企業賞を取っていました。特に北海道の三上智広さんは2年続けて3課題の受賞です。そして、中央大学教授の山本朝子さんは4年連続の協賛企業賞。この2人、スゴすぎません?いやぁ、もうとんでもないです。

 

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【書評】原田ひ香「DRY」- 境遇の似た2人の女の悲しみ。その悲しみはあまりに深く、あまりに切ない

 ちょうど真ん中あたりか、「そのこと」が分かった時に、思わず声が出た。これって原田ひ香の小説だよねぇ…。ううううううむ、驚いた。作者初のクライムノベルということは知っていたけれど、こういう話だったとは!桐野夏生かよ。さらにタイトル。序盤、主人公の藍は元夫から「お前、乾いた女なんだよなあ」と言われる。そうか、ここから来てるのか、とその時点では思ったのだが違っていた。タイトルはまさに「そのこと」から来ていたのだ。う〜む、なんだかすごい話を読み始めちゃったなぁ。

 

 主人公の藍は離婚したばかり。母が祖母を刺した事件をきっかけに十数年ぶりに実家に戻ってくる。2人は元々仲が悪く、母は男に走り、祖母はお金に汚い。藍も2人にはずっと冷たくされながら育って来た。彼女らに対する恩など少しもない。それでも彼女は生きていくために、保釈された母と退院した祖母が住む袋小路の家に戻ることを決めたのだ。

 

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【コミック】手塚治虫文化賞、マンガ大賞のノミネート作発表!「海街diary」「ダルちゃん」など11作

 今年で23回を迎える朝日新聞社主催の「手塚治虫文化賞」。ノミネート作品、全11作が発表になりました。ノミネートのコミックは、秋本治、杏、桜庭一樹など8人の選考委員の投票と書店員、マンガ関係者、読者などの関係者推薦をもとに選ばれるそうです。関係者推薦の1位は「海街diary」、ううむ強いな。では、全作品を紹介しますね。

 

山田参助「あれよ星屑」

吉田秋生「海街diary」

篠原健太「彼方のアストラ」

柏木ハルコ「健康で文化的な最低限度の生活」

牧野あおい「さよならミニスカート」

有間しのぶ「その女、ジルバ」

はるな檸檬「ダルちゃん」

コナリミサト「凪のお暇」

原作:草水敏、漫画:恵三朗「フラジャイル」

羅川真里茂「ましろのおと」

原作:白井カイウ、 作画:出水ぽすか「約束のネバーランド」

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2019.2/5-3/1週)

 さて、出る本。村上春樹「騎士団長殺し 第1部:顕れるイデア編(上)(下)」(2/28)、文庫化です。まずは今月末に第1部が2分冊で出て、来月末に2部が出ます。この物語、僕はとてもおもしろく読んだけどなぁ。表紙、思わせぶりの単行本よりこちらの方が好き。

 

◯「騎士団長殺し」の僕の書評はこちら

 

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