また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■あ行の作家-絲山秋子

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.4/1週)

さて、4月。出る本、明日発売の佐藤正午「月の満ち欠け」が気になる、気になる。アマゾンの紹介を読むと何だかよくわからん感じも漂っているけれど、佐藤正午ワールドはやっぱり期待値が高い。そうか、20年ぶりに書き下ろしなのか。 月の満ち欠け posted wi…

【書評】絲山秋子「薄情」-「地元」と「よそ者」、地方都市に生きる若者の今がここにある

薄情 posted with ヨメレバ 絲山 秋子 新潮社 2015-12-18 Amazon 楽天ブックス 今年の谷崎賞受賞作品。絲山さんの小説は好きでよく読んでいるが、これは最近の作品では一番おもしろかった。というか、とてつもなくおもしろくて、今年のマイベストの上位に入…

【書評】絲山秋子「離陸」-時間と空間、生と死…浮遊感を感じる不思議な物語

離陸絲山 秋子 文藝春秋 2014-09-11売り上げランキング : 146677Amazonで詳しく見る by G-Tools 絲山秋子は好きでほとんどの小説を読んでいる。ただ、この「離陸」 は理解するのが難しい。だからといってつまらないわけではなく、なん だか「不思議な感じ」…

【書評】絲山秋子「忘れられたワルツ」-戻りたい場所にはもう戻れない

忘れられたワルツ絲山 秋子 新潮社 2013-04-26売り上げランキング : 48546Amazonで詳しく見る by G-Tools 7つの物語が収録された絲山秋子の最新短編集。震災後を舞台に被災 地とは少し離れた街や村を舞台にした話だ。この震災があの震災なのか 何なのかはよ…

【書評】絲山秋子「不愉快な本の続編」-またまたラストがとんでもない!

不愉快な本の続編絲山 秋子 新潮社 2011-09売り上げランキング : 15030Amazonで詳しく見る by G-Tools いやぁ、絲山秋子、スゴいなぁ。いったいどこに行こうとしてるのだ ろう、この人。冒険する作家というか挑戦する作家というか。皆さん、 当然、タイトル…

【書評】絲山秋子「末裔」-命の連なりとその末端にいる自分を考えてしまう不思議な物語

末裔絲山 秋子 講談社 2011-02-16売り上げランキング : 87144Amazonで詳しく見る by G-Tools 不思議な魅力にあふれた物語だ。絲山秋子の小説はそう感じるものが 多いのだがこの「末裔」は特に魅力的だ。まずは冒頭、主人公である省 三の自宅玄関の鍵穴が無く…

【書評】絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」-ここから絲山秋子が始まった!そんな思いを強くする傑作

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)絲山 秋子 文藝春秋 2006-05売り上げランキング : 239676Amazonで詳しく見る by G-Tools 女性では宮部みゆき、川上弘美、佐藤多佳子などが好きな小説家だが、 絲山秋子はなんだか特別な存在、という気がしている。その絲…

【書評】絲山秋子「妻の超然」-三話三様の超然がたまらなくおもしろい

妻の超然絲山 秋子 新潮社 2010-09売り上げランキング : 6761Amazonで詳しく見る by G-Tools いやいやいや、絲山秋子は大好きな作家だが、この新作はまたまたお もしろい。まずは「超然」ありき。それをキーワードにして作られた3 つの短編、「妻の超然」「…

【書評】絲山秋子の「スモールトーク」-くされ縁みたいな男と女のやりとりが何ともおもしろい

スモールトーク (角川文庫)絲山 秋子 角川書店 2008-02売り上げランキング : 216883おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 自慢じゃないが免許は持っていない。車に興味がないのって何だかち ょっと男としては欠陥があるみたいな感じもするのだが、ど…

【書評】絲山秋子「ダーティ・ワーク」-「ばかもの」を思い出させるラスト、ほのかに見える希望が素晴らしい

ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)絲山 秋子 集英社 2010-05-20売り上げランキング : 80923おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 絲山秋子はやっぱり巧い。「ダーティ・ワーク」は全7編からなる連 作短編集。といっても、実際に連…

【書評】絲山秋子「海の仙人」-孤独をしっかり受け止め、愛だけに逃げ場を求めていない男女の物語

海の仙人 (新潮文庫)絲山 秋子 新潮社 2006-12売り上げランキング : 83295おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools このブログではすでに「ばかもの」を紹介しているが絲山秋子は時代 を代表する作家である。発表される一作一作がクオリティが高く、読み…

【書評】絲山秋子「ばかもの」-不器用な男と女、彼らは生きたいと願い、愛したいと思った

ばかもの posted with ヨメレバ 絲山 秋子 新潮社 2008-09 Amazon Kindle 楽天ブックス 絲山秋子という小説家の素晴らしいところ、それは文体をそれぞれの内容に合わせてガラリと変えてくること。リアルなストーリーの中にもどこか不思議さが漂っていること…