また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

■な行の作家-西川美和

【映像化】西川美和監督の新作は「すばらしき世界」。原作は佐木隆三「身分帳」、主演は役所広司。2021年春公開予定です

身分帳 posted with ヨメレバ 佐木 隆三 講談社 2020年07月15日 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「ゆれる」「ディア・ドクター」「永い言い訳」などの西川美和監督の新作製作が発表になりました。西川監督、ずっとオリ…

【映像化】映画「永い言い訳」明日14日封切り。原作は西川監督の同名小説

いやぁ、これは楽しみ。原作の小説「永い言い訳」は昨年の僕のマイベスト1でした。ダメダメな小説家が突然妻を亡くし、それでもダメダメなのだけどある出会いを通して変わっていく、という物語。こう書くとパターン化された物語のように思うかもしれません…

【書評】西川美和「永い言い訳」-しょうもない小説家が妻の死を通して気づく人生の痛恨!

永い言い訳 posted with ヨメレバ 西川 美和 文藝春秋 2015年02月25日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 映画監督でもある西川美和、小説家としての成長を感じさせる見事な一編だ。主人公は「衣笠幸夫」だという。のっけからカウンターパンチだ…

【書評】西川美和「その日東京駅五時二十五分発」-主人公の中に人間を感じ、戦争を身近に感じる物語

その日東京駅五時二十五分発 posted with ヨメレバ 西川美和 新潮社 2012年07月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「夢売るふたり」の公開が迫っている西川美和監督の最新小説。タイトルだけでは内容がわかりにくいが、先の戦争の物語だ。1945…

【書評】西川美和「きのうの神さま」-映画の取材でこぼれ落ちたエピソードを小説に!西川美和らしさが横溢する5つの物語。

きのうの神さま posted with ヨメレバ 西川美和 ポプラ社 2009年04月 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「きのうの神さま」というこの短編集、一編を除けば映画と同じく医療に携わる人々の物語だ。「ディア・ドクター」と…

【映像化】揺れ動く虚と実、西川美和「ディア・ドクター」のおもしろさ

ニセ医者という発想、鶴瓶の起用に脱帽! 昨年の本のベスト1は小川洋子の「猫を抱いて象と泳ぐ」だったが、映画のベスト1は西川美和の「ディア・ドクター」だ。今日同時に原作本扱いになっている「きのうの神さま」について書いたので、映画もぜひここで触…