また、本の話をしてる

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■は行の作家

【書評】原田マハ「たゆたえども沈まず」-この物語の真ん中には常にゴッホがいる

たゆたえども沈まず posted with ヨメレバ 原田 マハ 幻冬舎 2017-10-25 Amazon Kindle 楽天ブックス 「たゆたえども沈まず」という小説はけっしてフィンセント・ファン・ゴッホの物語ではない。日本美術を世界に知らしめようとパリで孤軍奮闘する日本人、林…

【BOOK NEWS】「Casa BRUTUS」特別編集「音のいい部屋。」外伝で村上春樹のレコードディガーぶりを紹介!

Casa BRUTUS特別編集 音のいい部屋 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS) posted with ヨメレバ マガジンハウス マガジンハウス 2017-11-15 Amazon 楽天ブックス ちょっと遅い話題ですみません。「Casa BRUTUS」の特別編集のムックで「音のいい部屋。」という…

【書評】原田マハ「アノニム」-ジャクソン・ポロック幻の傑作がオークションに。落札からの展開にドキドキ!

アノニム posted with ヨメレバ 原田 マハ KADOKAWA 2017-06-02 Amazon Kindle 楽天ブックス 「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」に連なる原田マハのアート・エンタテインメント。今回はモダンアートの天才ジャクソン・ポロックの絵がテーマだ。香港で幻…

【書評】原田マハ「リーチ先生」-これは芸術を志す名も無き人へのエールでもある

リーチ先生 posted with ヨメレバ 原田 マハ 集英社 2016-10-26 Amazon Kindle 楽天ブックス 原田マハはこの物語で小説家としてさらに大きく成長した。「本日は、お日柄もよく」のようなちょっと軽めの現代小説が書けて「楽園のカンヴァス」や「暗幕のゲルニ…

【映像化】誉田哲也「プラージュ」、星野源主演でWOWOWで今夏ドラマ化!

プラージュ posted with ヨメレバ 誉田 哲也 幻冬舎 2015-09-17 Amazon Kindle 楽天ブックス 誉田哲也のミステリー「プラージュ」がこの夏WOWOWで連続ドラマになります。前科者など訳アリの厄介者たちが集まるシェアハウスを舞台にした再生の物語、タイトル…

【書評】原田マハ「本日は、お日柄もよく」-折々のスピーチが主人公の仕事を見事に浮き彫りに!

本日は、お日柄もよく (徳間文庫) posted with ヨメレバ 原田マハ 徳間書店 2013-06-07 Amazon Kindle 楽天ブックス 昨年末買ったこの小説の文庫の帯には30万部突破と書いてあった。調べてみると、単行本は2010年8月の発売で1万部。2013年に文庫化されて初…

【BOOK NEWS】原田マハさんの仕事-アート小説連載2題

原田マハさんのアート小説が好きで必ず読んでいます。去年の「暗幕のゲルニカ」はマイベストの7位に入りました。とはいっても、けっこう刊行ペースが早い人なので、バーナード・リーチを主人公にした「リーチ先生」と「デトロイト美術館の奇跡」はまだ読ん…

【映像化】WOWOW連続ドラマWで原田マハ「本日は、お日柄もよく」と宮部みゆき「楽園」、来年1月から

原田マハの「本日は、お日柄もよく」はロングセラーになってますね。累計30万部というからスゴイ。僕は彼女のアート小説はよく読むのですが、これは未読。文庫になって本屋さんでも目立つところに置いてあるので、読んでみようかなぁ、という気になっていた…

【書評】ひこ・田中「ハルとカナ」-たくさんの「初めての気持ち」を描いて心揺さぶられる物語

いやいやいや、これは傑作だ。大好きなヨシタケシンスケが表紙と挿絵を描いているので読んだのだが、こんな作品を書くひこ・田中という人を知らなかった不明を恥じている。相米慎二監督が映画化した「お引越し」は彼の作品だ。同じく映画化された「ごめん」…

【書評】原田マハ「暗幕のゲルニカ」-アートの力とそれを信じる人々の力を描いた傑作!

暗幕のゲルニカ原田 マハ 新潮社 2016-03-28売り上げランキング : 612Amazonで詳しく見る by G-Tools 名画「ゲルニカ」を巡る2つの物語。1つはピカソが「ゲルニカ」を 生み出す物語。そして、もう1つは9.11で夫を亡くしたMoMA(ニュー ヨーク近代美術館)…

【書評】東山彰良「流」-フツーにおもしろい小説だ。それ以上でも以下でもない。

流東山 彰良 講談社 2015-05-13売り上げランキング : 818Amazonで詳しく見る by G-Tools これはフツーにおもしろい小説である。「二十年に一度の傑作(北方 謙三)」でも何でもないし「十五年間で一番幸せな選考会でした(林真 理子)」なんて言われても困っ…

【書評】原田マハ「モダン」-福島とワイエスの絵をシンクロさせた冒頭作の素晴らしさ!

モダン原田 マハ 文藝春秋 2015-04-13売り上げランキング : 12665Amazonで詳しく見る by G-Tools 表紙には「モダン」というタイトルと共に「The Modern」という英語表記がされている。「The Modern」とはMoMA=ニューヨーク近代美術館のこと。これは自らキュ…

【書評】原田マハ「太陽の棘」-戦後すぐの沖縄、画家たちと従軍医の運命の出会いがあった

太陽の棘(とげ)原田 マハ 文藝春秋 2014-04-21売り上げランキング : 92738Amazonで詳しく見る by G-Tools キュレーターであった原田マハの「絵」をテーマにした物語はいつも興味深い。「太陽の棘」は戦後の沖縄にあった美術村の作家たちとその絵に魅せられた…

【書評】原田マハ「翔ぶ少女」-生き抜くことを選んだ少女のやさしく力強い再生の物語

翔ぶ少女 (一般書)原田マハ ポプラ社 2014-01-10売り上げランキング : 143429Amazonで詳しく見る by G-Tools 夢の様な現実のような心がフワッとするような導入部。しかし、そのやさしい気分は一瞬のうちに破られてしまう。これは神戸の震災でパン屋を営む両…

【書評】馳星周「ソウルメイト」-これは人と犬との深い絆を描いた物語

ソウルメイト馳 星周 集英社 2013-06-05売り上げランキング : 48188Amazonで詳しく見る by G-Tools 登場する犬の名を付けた7つの物語からなる短編小説集だ。チワワ、ボルゾイ、柴、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ジ…

【書評】原田マハ「ジヴェルニーの食卓」-画家たちの側にいた誇り高き女性たちを描いて見事な作品集

ジヴェルニーの食卓原田 マハ 集英社 2013-03-26売り上げランキング : 1699Amazonで詳しく見る by G-Tools 「楽園のカンヴァス」で山本周五郎賞を受賞した原田マハ。ニューヨーク近代美術館に勤務し、キュレーターでもあった彼女がまた絵と画家をテーマにし…

【書評】原田ひ香「母親ウエスタン」-いやいやいや、これはとんでもない!

母親ウエスタン原田 ひ香 光文社 2012-09-15売り上げランキング : 76370Amazonで詳しく見る by G-Tools いやいやいやぁ、これはおもしろいなぁ。こういう小説を書く女性作家がいることに僕は喜びを感じる。素晴らしい!とはいえ、この小説、いったいどこまで…

【書評】原田マハ「楽園のカンヴァス」-知的好奇心をくすぐる見事なアート小説!

楽園のカンヴァス原田 マハ 新潮社 2012-01-20売り上げランキング : 6731Amazonで詳しく見る by G-Tools 今年の山本周五郎賞の受賞作、直木賞候補にもなった。アートを題材にしたこの作品はニューヨーク近代美術館勤務の経験があり、フリーのキュレーターで…

【書評】古川日出男「ベルガ、吠えないのか?」戦争の世紀=20世紀を犬たちの生涯と重ね合わせる一大クロニクル

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)古川 日出男 文藝春秋 2008-05-09売り上げランキング : 12611おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 職業柄なのか本のタイトルには敏感に反応してしまう。書名がいいだけで、これはひょっとして、と思ってしまうのだ…