また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評・感想、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■ま行の作家

【超速報】村上春樹、新作についてコメント!

今日の朝日新聞朝刊、村上さんが「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」を受賞した記事で、彼自身が新作について触れています。ネットから引用します。 「今、新しい小説を書いています。『海辺のカフカ』より長く、 『1Q84』より短い小説。とて…

【BOOK NEWS】「コンビニ人間」村田紗耶香、NHK2番組に出演!テーマはやっぱりコンビニ!?

コンビニ人間 posted with ヨメレバ 村田 沙耶香 文藝春秋 2016-07-27 Amazon Kindle 楽天ブックス まずは今晩、NHK総合10時からの「クローズアップ現代+」。村田さんをゲストにコンビニの「今」に迫る内容。ううむ、オーナーは大変そうだ。 そして土曜日19…

【映像化】WOWOW連続ドラマWで原田マハ「本日は、お日柄もよく」と宮部みゆき「楽園」、来年1月から

原田マハの「本日は、お日柄もよく」はロングセラーになってますね。累計30万部というからスゴイ。僕は彼女のアート小説はよく読むのですが、これは未読。文庫になって本屋さんでも目立つところに置いてあるので、読んでみようかなぁ、という気になっていた…

【BOOK NEWS】「コンビニ人間」村田紗耶香、コンビニでサイン会!

こ、これってすごくない。文藝春秋、やるもんだっ!!!!!! 村田沙耶香さんのサイン会@セブンイレブン神田専大通り店、いよいよスタートです!! pic.twitter.com/vgG0llXHrO — 文藝春秋 出版局文芸 (@BunshunBungei) 2016年8月24日 8月24日、本の街・神…

【書評】村田紗耶香「コンビニ人間」-「コンビニ人間宣言」とも言うべきラストの圧倒的な力強さ!

コンビニ人間 posted with ヨメレバ 村田 沙耶香 文藝春秋 2016-07-27 Amazon Kindle 楽天ブックス 文句なくおもしろく、しかも、不思議な(というかヘンな)爽快感がある傑作だ。芥川賞もらえて本当によかった!この小説、主人公は36歳の古倉恵子という女性…

【書評】宮部みゆき「希望荘」-人間の心の奥底にある闇の部分にまで踏み込んでいく強さ

希望荘 posted with ヨメレバ 宮部 みゆき 小学館 2016-06-20 Amazon 楽天ブックス 「誰か」「名もなき毒」「ペテロの葬列」に続く杉村三郎シリーズの最新刊だ。前作の終わりで杉村は今多コンツェルンのムコ殿の立場を捨て妻と離婚して一人ぼっちになった。…

【書評】盛田隆二「父よ、ロング・グッドバイ─男の介護日誌」-著者だからこそ書けた介護生活の「リアル」

父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌 posted with ヨメレバ 盛田 隆二 双葉社 2016-04-20 Amazon 楽天ブックス 「男の介護日誌」という副題の通り、著書の父が91歳で亡くなるまでの約10年間の介護生活を描いたノンフィクションだ。「リアリズムの名手」と…

【書評】宮下奈都「羊と鋼の森」-ピアノも弾けない平凡な青年が悩みながらも調律師として成長していく姿が感動的

羊と鋼の森 posted with ヨメレバ 宮下 奈都 文藝春秋 2015-09-11 Amazon Kindle 楽天ブックス 本屋大賞受賞作。豊かでなだらかな丘がずっと続く、そんなイメージの物語だ。自分の無知を恥じるのだが、ピアノの調律や調律師に対して大きな誤解があった。それ…

【書評】村田沙耶香「消滅世界」-日本の未来を暗示する?村田沙耶香、入魂の一冊

消滅世界 posted with ヨメレバ 村田 沙耶香 河出書房新社 2015-12-16 Amazonで探す 楽天ブックスで探す そこは、人が人工授精を受けて出産し、もう交尾(セックス)によって子供を産むこともなくなってしまった世界。未来というよりパラレルワールドだ。こ…

【書評】又吉直樹「火花」-ウダウダとした会話の中にある「真実」が心を強く捉える

火花又吉 直樹 文藝春秋 2015-03-11売り上げランキング : 66Amazonで詳しく見る by G-Tools 花火で始まり花火で終わる小説「火花」。それだけで十分にややこしい。これ、芸人又吉のファンというだけで手に取ったならば、なんだなんだ感が強いのではないか。…

【書評】宮部みゆき「ソロモンの偽証6 負の方程式」-本編とシンクロして見事な書き下ろし中編

ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫) 宮部 みゆき 新潮社 2014-10-28売り上げランキング : 490Amazonで詳しく見る by G-Tools さて、「ソロモンの偽証」文庫化にともなって、最後の6巻に書き下ろしが付いちゃってる「問題」については、ここで書…

【書評】宮部みゆき「荒神」-これは現代にもつながる人と「怪物」との物語だ

荒神宮部みゆき 朝日新聞出版 2014-08-20売り上げランキング : 4311Amazonで詳しく見る by G-Tools これまで宮部みゆきの時代小説は宮部ワールドの中の時代物、という感じがしていた。しかし、この「荒神」の前半などは、正統的な時代小説の趣がある。宮部み…

【書評】宮部みゆき「ソロモンの偽証 第2部/第3部」-学校内裁判という設定とそのすごさ!

ソロモンの偽証: 第II部 決意上巻 (新潮文庫)宮部 みゆき ソロモンの偽証: 第II部 決意下巻 (新潮文庫)宮部 みゆき ソロモンの偽証: 第III部 法廷上巻 (新潮文庫)宮部 みゆき ソロモンの偽証: 第III部 法廷下巻 (新潮文庫)宮部 みゆき このブログで「ソロモ…

【書評】松家仁之「優雅なのかどうか、わからない」-後半になるにしたがって濃くなる陰影、生を思う深い余韻

優雅なのかどうか、わからない松家 仁之 マガジンハウス 2014-08-28売り上げランキング : 5384Amazonで詳しく見る by G-Tools 48歳の岡田匡は離婚し、15年余り住んでいた元代々木のマンションを出て、井の頭公園近くの一軒家で気ままな一人暮らしを始めた。…

【書評】村上春樹「女のいない男たち」-誘発されるものが多く心を揺さぶられる短編集

女のいない男たち村上 春樹 文藝春秋 2014-04-18売り上げランキング : 80Amazonで詳しく見る by G-Tools 村上春樹はやはりおもしろい。7話が収録されたこの短編集、最初の物語など本当に普通に始まってフツーな感じで進んでいくのだけれど、読んでいるうち…

【書評】宮部みゆき「ペテロの葬列」-さすが宮部みゆき。構成の巧さ!広がる闇の深さ!

ペテロの葬列宮部 みゆき 集英社 2013-12-20売り上げランキング : 1205Amazonで詳しく見る by G-Tools 「誰か」「名もなき毒」に続く杉村三郎を主人公にしたシリーズの第3弾。彼が日本でも名高い今多コンツェルンのムコ殿であることがこの物語の大きなポイ…

【書評】松家仁之「沈むフランシス」-それは大自然の中、儚く燃える淡い炎のような恋

沈むフランシス松家 仁之 新潮社 2013-09-30売り上げランキング : 14429Amazonで詳しく見る by G-Tools フランシスって何だ? まずは誰もがそう思うだろう。小説は川に流されてきた死体の描写から始まる。どうみても人間のようだが、これがフランシス? 表紙…

【書評】宮部みゆき「泣き童子」-怪異や物の怪を描いても、そこには愚かさや弱さを含んだ人間たちがいる

泣き童子 三島屋変調百物語参之続宮部 みゆき 文藝春秋 2013-06-28売り上げランキング : 839Amazonで詳しく見る by G-Tools やっぱり宮部みゆきは巧いなぁ。「三島屋変調百物語」の3巻目にあたるこの「泣き童子(わらし)」では、特に構成の妙が光っている…

【書評】村田紗耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」-リアルに浮かび上がってくる一人の女の子の姿

しろいろの街の、その骨の体温の村田沙耶香 朝日新聞出版 2012-09-20売り上げランキング : 3559Amazonで詳しく見る by G-Tools 本年度の三島由紀夫賞受賞作品。2部構成だ。1部は主人公の結佳が4年生の頃の話。2部で彼女は中学2年生になっている。結佳が…

【書評】村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」-巡礼の旅への強い共感がある

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上 春樹 文藝春秋 2013-04-12売り上げランキング : 31Amazonで詳しく見る by G-Tools フィンランドで主人公のつくるが「クロ」ことエリと再会する場面がとてもいい。高校時代に各々が分かちがたい存在と感じてい…

【文学賞】読売文学賞小説賞に多和田葉子と松家仁之!

今年の読売文学賞小説賞に多和田葉子さんの「雲をつかむ話」と松家仁之さんの「火山のふもとで」が選ばれました。多和田さんは有名な方ですが僕読んだことないのです。でも、あらすじ等を読んでみると何だかとてもおもしろそう。松家さんの作品は去年のマイ…

【書評】村上龍「55歳からのハローライフ」-落胆!村上龍の熟年生き残り小説

55歳からのハローライフ村上 龍 幻冬舎 2012-12-05売り上げランキング : 197Amazonで詳しく見る by G-Tools まずは5つの中編からなるこの小説が新聞連載小説だったことに驚いた。こういうのもありなんだ。ううむ。しかし、これ、みんなが考えるであろうイメ…

【書評】松家仁之「火山のふもとで」-人生の時間の豊かさ、美しさを強く強く感じる物語

火山のふもとで松家 仁之 新潮社 2012-09-28売り上げランキング : 8323Amazonで詳しく見る by G-Tools これは今年のマイベストかもしれない。まずいいのが、静謐で豊かで美しい文章だ。それはまるで、この小説の主人公坂西徹が勤める建築事務所の「先生」村…

【書評】水村美苗「母の遺産 新聞小説」-これは大人の女を描いて見事な小説らしい小説!

母の遺産―新聞小説水村 美苗 中央公論新社 2012-03売り上げランキング : 8659Amazonで詳しく見る by G-Tools 「ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?」という強烈なコピーが話題になった水村美苗のこの小説、冒頭はその母の死から始まる。あの母が…

【書評】宮部みゆき「ソロモンの偽証 第1部」-ラストの藤野涼子の決意、その潔さが読者にも勇気を与えてくれる

ソロモンの偽証 第I部 事件宮部 みゆき 新潮社 2012-08-23売り上げランキング : 240Amazonで詳しく見る by G-Tools 事件は1990年冬、東京下町の中学校で起こった。中2の柏木卓也という男子生徒の死体が校庭で発見されたのだ。バブルの時代という設定がうま…

【書評】三木卓「K」-なんだかおもしろい、不思議な妻との不思議な関係

K三木 卓 講談社 2012-05-22売り上げランキング : 4974Amazonで詳しく見る by G-Tools 小説家で詩人でもある三木卓が5年前に亡くなった妻との結婚生活を綴った私小説だ。Kとは妻の福井桂子のこと。彼女もまた詩人だった。最初に三木はKについて「つまると…

【書評】宮部みゆき「おまえさん」-シリーズ3作目、至福の読書とはまさにこのこと!

おまえさん(上) (講談社文庫)宮部 みゆき おまえさん(下) (講談社文庫)宮部 みゆき 「ぼんくら」「日暮らし」に続くシリーズ3作目。予定より大幅に遅れ昨秋7年ぶりに出版された。宮部みゆきは巧い、とこのブログでもいつも言っているが、これもまたさ…

【映像化】宮部みゆきミステリー4週連読でドラマに

TBSが月曜夜9時の「月曜ゴールデン」枠で来週月曜から4週にわたって宮部みゆきのミステリーを放映する。7日は「理由」、14日「スナーク狩り」、21日「長い長い殺人」、28日「レベル7」となかなかのラインナップ。寺尾聡、伊藤淳史、田中麗奈、長塚京…

【書評】三浦しをん「舟を編む」-本屋大賞受賞作、辞書編集人というちょっと変わった人々

舟を編む三浦 しをん 光文社 2011-09-17売り上げランキング : 4Amazonで詳しく見る by G-Tools わわわっ!驚いた!!書影の帯が「本屋大賞」になってる。大体、なぜ書影にまで帯が…。前からそうでしたよねこの本。ま、良いけれど。 というわけで、今年の本屋大…

【BOOK NEWS】村上春樹「1Q84」、文庫化決定!

1Q84 1-3巻セット村上 春樹 というわけで、文庫化だそうです。3月末発売の4月新刊から3カ月連続で刊行。BOOK3まで一気に読めます。未読の人、図書館に予約してるけど、ち~っとも順番が回って来ない人はぜひ。単行本も買ったけど、文庫も欲しいって人もい…