また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■や行の作家

【書評】山下澄人「ほしのこ」-そうかそうか、山下澄人ってこういう表現をする人だったんだ!

ほしのこ posted with ヨメレバ 山下 澄人 文藝春秋 2017-08-24 Amazon Kindle 楽天ブックス 「しんせかい」で芥川賞を受賞した山下澄人の最新小説。「しんせかい」は内容だけではなく、文章や表現方法もおもしろく強く心を惹かれた。他の作品は未読なのだが…

【BOOK NEWS】NHK・Eテレ「ネコメンタリー」に吉田修一、村山由佳、登場!2日と9日午後11時から

ちょっと前にも角田光代さんが登場したEテレの「ネコメンタリー 猫も杓子も。」ですが、明日2日に吉田修一さん、9日に村山由佳さんと飼い猫たちが出演します。 明日はタイトルが「吉田修一と金ちゃん銀ちゃん」、9日は「村山由佳ともみじ」。吉田修一さん…

【書評】山下澄人「しんせかい」-ここには確かに「人間」がいる

しんせかい posted with ヨメレバ 山下 澄人 新潮社 2016-10-31 Amazon Kindle 楽天ブックス 芥川賞受賞作。それだけなら手に取らなかったかもしれないのだが、作者は倉本聰さんの富良野塾の二期生でその頃のことを描いたという、これは読みたい。で、読んで…

【書評】吉田修一「怒り」-このプロット!この展開!このキャラクター!

怒り(上) (中公文庫) posted with ヨメレバ 吉田 修一 中央公論新社 2016-01-21 売り上げランキング : 2956 Amazon 楽天ブックス 怒り(下) (中公文庫) posted with ヨメレバ 吉田 修一 中央公論新社 2016-01-21 売り上げランキング : 2166 Amazon 楽天ブック…

【書評】吉田修一「橋を渡る」-今日のあなたのその選択が、未来を変えるかもしれない

橋を渡る吉田 修一 文藝春秋 2016-03-19売り上げランキング : 4411Amazonで詳しく見る by G-Tools 吉田修一は「悪人」と「さよなら渓谷」しか読んだことがない。どち らもリアルな「愛」の物語だ。だからこの小説にはぶっ飛んだ。そうか、 吉田修一ってこう…

【書評】山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」-女性たちの様々な退屈、様々な焦り、様々な平凡を描いて見事!

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫)山内 マリコ 幻冬舎 2014-04-10売り上げランキング : 21992Amazonで詳しく見る by G-Tools 一昨年の話題作。文庫になったのでやっと読んだ。8つの物語からな る連作短編集。これがデビュー作なんだからなぁ…。達者という…

【書評】山本文緒「なぎさ」-この世の中をとまどいながら生きているすべての人へ

なぎさ (単行本)山本 文緒 角川書店 2013-10-19売り上げランキング : 32901Amazonで詳しく見る by G-Tools 冒頭、主人公の一人である冬乃が故郷を出て海辺の町へ行く「思い」を 語る。「森をつくる一本の樹だった私たちは、せっかく張った根を引き千 切るよ…

【書評】吉田修一「さよなら渓谷」-その「過去」があったからこそ、2人は互いを必要とした

さよなら渓谷 (新潮文庫)吉田 修一 新潮社 2010-11売り上げランキング : 16614Amazonで詳しく見る by G-Tools これはすごい小説だ。しかし、紹介するのが難しい。これから読む人の ことを考えると一番核心の部分に触れるべきかどうか非常に迷う。でも、 映画…

【書評】山田太一「空也上人がいた」-人生の途中で重荷を背負った人、彼らに必要なものは?

空也上人がいた (朝日新聞出版特別書き下ろし作品)山田太一 朝日新聞出版 2011-04-07売り上げランキング : 504Amazonで詳しく見る by G-Tools 150ページぐらいの短い小説だ。一度このブログでも書いたが、脚本 家である山田太一の小説は風変わりな設定が多い…

【書評】吉川潮「浮かれ三亀松」-こんな男がいたんだなぁ、粋な芸人柳家三亀松の一代記

浮かれ三亀松吉川 潮 新潮社 2000-05売り上げランキング : 771969Amazonで詳しく見る by G-Tools 僕は昔から演芸が好きで、テレビで落語とか漫才とかを熱心に見てい た。この本の主人公である柳家三亀松の芸もぼんやりとだが見た記憶が ある。亡くなったのは…

【書評】吉田修一「悪人」-何よりも2人の愛の強さに圧倒される!

悪人(上) (朝日文庫)吉田 修一 朝日新聞出版 2009-11-06売り上げランキング : 666Amazonで詳しく見る by G-Tools 悪人(下) (朝日文庫)吉田 修一 朝日新聞出版 2009-11-06売り上げランキング : 580Amazonで詳しく見る by G-Tools 映画も好評の「悪人」を読む…

【書評】山田詠美「無銭優雅」-42歳の男女が繰り広げる高校生のような恋、さて、結末は?

無銭優雅 (幻冬舎文庫)山田 詠美 幻冬舎 2009-08売り上げランキング : 53941おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools これはまさに魂の自由度を測るような小説である。「心中する前の日 の心持ちでつき合って行かないか?」なんてバカ言って、慈雨と栄、…

【書評】米村圭伍「風流冷飯伝」-舞台は四国風見藩、男は城を左回り、女は城を右回り???

風流冷飯伝 (新潮文庫)新潮社 2002-03売り上げランキング : 243769おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 時代小説はそれほど読まない。司馬遼太郎などのいわゆる「歴史小 説」は大体、挫折。好きなのは池波正太郎と隆慶一郎、この2人はま だまだ未読…

【BOOK NEWS】いつもワクワクする山田太一の小説ワールド!

異人たちとの夏 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 山田 太一 新潮社 1991-11-28 Amazon 楽天ブックス 君を見上げて (新潮文庫) posted with ヨメレバ 山田 太一 新潮社 1993-10 Amazon 楽天ブックス 丘の上の向日葵 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 山田 太…

【書評】山田詠美「学問」-4人は自らの欲望に忠実に生きようとした!

学問 posted with ヨメレバ 山田 詠美 新潮社 2009-06-30 Amazon 楽天ブックス 「欲望の作家」と言っても過言ではない山田詠美、これは去年の話題作だが、内容も知らずに読み始めたので、最初はかなり戸惑った。この小説、静岡のちょっと田舎が舞台。地元の…