また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評・感想、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■ノンフィクション

【ノンフィクション】沢木耕太郎「流星ひとつ」-若き藤圭子の魅力を見事に浮き彫りにした傑作

流星ひとつ沢木 耕太郎 新潮社 2013-10-11売り上げランキング : 6732Amazonで詳しく見る by G-Tools これ、去年読んでいたらベスト5には入っていたと思う。1979年、引退を発表した藤圭子に著者がしたインタビューがこの「流星ひとつ」の元になっている。当…

【ノンフィクション】仁科邦男「犬の伊勢参り」-えっ?人間の代わりに犬に参拝してもらう!

犬の伊勢参り (平凡社新書)仁科 邦男 平凡社 2013-03-18売り上げランキング : 14908Amazonで詳しく見る by G-Tools 著者である仁科邦男氏は、名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどう変化してきたか、という研究を続けている人だそ…

【ノンフィクション】沢木耕太郎「キャパの十字架」-1枚の写真のために十字架を背負った男の人生を追った傑作

キャパの十字架沢木 耕太郎 文藝春秋 2013-02-17売り上げランキング : 1927Amazonで詳しく見る by G-Tools カメラマンであるキャパの傑作として名高い「崩れ落ちる兵士」。タイトルは知らなくても見れば誰もが「あぁ」とうなずく一枚だ。「ピカソの「ゲルニ…

【映像化】本日放映、沢木耕太郎の推理ドキュメント!新作「キャパの十字架」を下敷きに

今夜NHKスペシャルで放映される沢木耕太郎推理ドキュメント「運命の一枚」。これはキャパの代表作のひとつでもある「崩れ落ちる兵士」を題材にしたドキュメンタリーです。やらせ説などもあるこの写真に隠された謎、恋人タローとの関係などを通して真実に迫…

【ノンフィクション】佐野眞一「津波と原発」-福島のチベットはいかにして原発銀座になったかが分かる!

津波と原発佐野 眞一 講談社 2011-06-17売り上げランキング : 2971Amazonで詳しく見る by G-Tools 人によっては思ってる内容と違ってもの足りなく感じるかもしれない。それは、完全書き下しではなく、二部構成の一部は雑誌「G2」、二部の第一章は「週刊現代…

【ノンフィクション】関川夏央「子規、最後の八年」-壮絶な闘病の中、食べまくり書きまくる驚きの八年間

子規、最後の八年関川 夏央 講談社 2011-04-02売り上げランキング : 21124Amazonで詳しく見る by G-Tools 明治28年29歳から、明治35年9月19日34歳と11カ月余りで亡くなるまで、正岡子規の最後の8年間を描いたノンフィクション。「短歌研究」に連載されたも…

【ノンフィクション】沢木耕太郎「旅する力」-今、僕に旅する力はあるのだろうか?

旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)沢木 耕太郎 新潮社 2011-04-26売り上げランキング : 209Amazonで詳しく見る by G-Tools 僕の頭の中には沢木耕太郎と天童荒太と野島伸司が「同類」としてある。彼らに共通するのが、まず結論ありきで、そのためならどんな…

【ノンフィクション】小林信彦「テレビの黄金時代」-ここに本当のバラエティがあった!

テレビの黄金時代 (文春文庫)小林 信彦 文藝春秋 2005-11-10売り上げランキング : 32017おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 作家・小林信彦にはもうひとつの顔があった。放送作家・中原弓彦。これは作者が中原弓彦として活躍していた60年代の話であ…

【ノンフィクション】森まゆみ「風々院風々風々居士 山田風太郎に聞く」-その心のありようの素敵なこと!

風々院風々風々居士―山田風太郎に聞く (ちくま文庫)山田 風太郎 筑摩書房 2005-06-08売り上げランキング : 98102おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools タイトルになっている「風々院風々風々居士」、これは山田風太郎が勝手に名付けた自らの戒名であ…

【ノンフィクション】小林信彦「黒澤明という時代」-野村芳太郎の言葉に勇気を得て書かれた黒澤映画論

黒澤明という時代小林 信彦 文藝春秋 2009-09-11売り上げランキング : 159589おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 「黒澤明の作品論なんて書くつもりじゃなかった」という小林信彦がなぜこの本を書いたのか。その答えが最終章にある。この話はちょっ…

【ノンフィクション】山根一眞「はやぶさの大冒険」-はやぶさと共に大冒険している気分、帰還の場面で泣きそうに

小惑星探査機 はやぶさの大冒険山根 一眞 マガジンハウス 2010-07-29売り上げランキング : 27おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 山根一眞さんのこの本は、はやぶさのあの感動的な帰還からそれほど間を置かずに発売された。それもそのはず、山根さ…

【ノンフィクション】平松剛「磯崎新の「都庁」」-相手は「天皇」丹下健三、磯崎新は出来レースにどう挑むのか?

磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ平松 剛 文藝春秋 2008-06-10売り上げランキング : 141897おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools これは、戦後日本最大ともいわれた東京都庁の建築コンペの話である。実はこのコンペ、それまでの経緯を見ても、…

【ノンフィクション】永江朗「狭くて小さいたのしい家」-ライター永江朗が書いた「たのしい家」の作り方

狭くて小さいたのしい家永江 朗 アトリエ・ワン 原書房 2004-08-25売り上げランキング : 304249おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 楽しい本を読んだ。著者は永江朗、「不良のための読書術」「インタ ビュー術!」などの本も出してる気鋭のライター…

【ノンフィクション】有田芳生「私の家は山の向こう」-精緻で徹底したリサーチと嘘のない言葉で綴るアジアの歌姫

私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実 (文春文庫)有田 芳生 文藝春秋 2007-03売り上げランキング : 184906おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools テレサ・テンには、あまり興味がなかった。歌はうまいとは思ったけれど、日本では演歌路線だっ…

【ノンフィクション】門田隆将「なぜ君は絶望と闘えたのか」-光市母子殺害事件、夫を支えた周囲の人々とその真実

なぜ君は絶望と闘えたのか門田 隆将 新潮社 2008-07-16売り上げランキング : 26373おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools こういうたぐいの本はあまり読まないのだが、このノンフィクションは珍しく読んでみたいと思った。テレビで幾度となく見た本村…

【ノンフィクション】佐藤多佳子「夏から夏へ」-北京五輪で銅メダルに輝いたアスリートたちの物語

夏から夏へ (集英社文庫) (集英社文庫 さ)佐藤 多佳子 集英社 2010-06-25売り上げランキング : 26784おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools さて、前回紹介した「一瞬の風になれ」を読んだら、同じ作者が書いたノンフィクション「夏から夏へ」にもぜひ…

【ノンフィクション】沢木耕太郎「凍」-息苦しいほどのリアリティ!本を離れても2人はそこにいる

凍 (新潮文庫)新潮社 2008-10-28売り上げランキング : 54173おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 世界的クライマーである山野井泰史とこれまた女性では世界一とも評される妻の妙子、希代のクライマー2人が難峰ギャチュンカン北壁登頂に挑んだ数日間…

【ノンフィクション】小林信彦「おかしな男 渥美清」-小林信彦だからこそ書けた本物のポルトレエ

おかしな男 渥美清 (新潮文庫)新潮社 2003-07売り上げランキング : 35297おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ワイドショー好きのおばさん(おじさん)がこの本を読んだら「渥美清ってさぁ、寅さんみたいじゃなくて、けっこう無愛想でヘンな人だった…