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【書評】たなか亜希夫「かぶく者」-歌舞伎をぶっ壊す!?下っ端役者・市坂新九郎の

歌舞伎を題材にしたコミック「かぶく者」、「モーニング」で連載中で単行本は6巻が出たばかりだが、いやいやこれはおもしろい。僕もけっこう歌舞伎は好きだが、違和感なく読めるし、何より主人公のキャラがぶっ飛んでる。まさに腰パンはいてるような若者、自由奔放で傍若無人、しかし、可愛げがあって憎めない。そんな男が伝統芸能である歌舞伎の世界に反旗を翻したのだ。

 

男の名は市坂新九郎。名題下という下っ端役者。最初の登場シーンから度肝を抜かれる。新宿の雑踏の中でのストリート歌舞伎だ!いやはやスゴい。異端児とも言うべきこの役者に手を差し伸べるのは玉三郎を彷彿させる芳沢恋四郎という女形。そして、ライバルになる御曹司たち。もちろん新九郎を潰そうとする老練な役者たちがいる。「籠釣瓶」「連獅子」「四谷怪談」など、歌舞伎の名作の舞台上で繰り広げられる芸と芸の対決、伝統と革新のせめぎあい。新九郎は歌舞伎をぶっ壊せるのか?物語はまだまだ序盤。最後の幕が降りるまでこの男から目が離せない!!

 

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