出た本。ちょっと前に出たリチャード・パワーズの「エコー・メイカー」がとっても気になる。現代アメリカの最高峰とも言われるパワーズの代表作。最愛の家族を認める能力だけを失うカプグラ症候群を題材にした「構造そのものに野心的な実験を仕掛けた作品(訳者黒原敏行氏)」。ううむ、これは読みたいぞ。さらに角田光代の「空の拳」にもウズウズ。ボクシングがテーマの青春小説。角田さんって10年以上ボクシングジムに通ってるんだって。この人も幅広いテーマで書ける人だなぁ。あと、「ソロモンの偽証第3部 法廷」がもう出ちゃいました。2部も買ってるけど、まだ読んでない。あ〜2、3とドドッと読みたいゾ。
さて、出る本、映画化された「ふがいない僕は空を見た」の前評判もいい窪美澄の最新作「クラウドクラスターを愛する方法」(10/19)。今度は「家族」をテーマにした話らしい。期待度大!!あ、彼女の2作目「晴天の迷いクジラ」が山田風太郎賞にノミネートされました。パチパチパチ!発表は25日。もう1冊、賛否両論あった奥泉光の「シューマンの指」が文庫に(10/16)。否って、僕が珍しくけちょんけちょんに言っただけなのですけど…。すみません。読み応えのある作品なので挑戦したい人はぜひ。というわけで、今回はこれまで。
エコー・メイカー リチャード パワーズ |
空の拳 角田 光代 |
ソロモンの偽証3部 法廷 宮部 みゆき |
クラウドクラスターを愛する方法 窪 美澄 |
シューマンの指 (講談社文庫) 奥泉 光 |
2012.10.14 ノーベル文学賞、村上春樹さんは残念でした。でも、ま、いつかは取れるわけで…。読書はまだまだ水村美苗「母の遺産」。
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