発表されました。芥川賞で気になるのは黒田夏子さんの作品。早稲田文学新人賞を受賞した作品だが、あの蓮實重彦が「途方もないものを読ませてもらった」と絶賛したという小説だ。ひらがなを多用して横書き、これが75歳の作品なのだから注目しないわけにはいかない。
●発表前の記事ですが黒田さんのことが書かれた朝日新聞のサイトはこちら。(なお同記事で紹介されている松家さんの「火山のふもとで」は昨年のマイベストです。)
●こちらの下にあるPDFファイルで「abさんご」の冒頭と蓮實重彦の評が読めます。
◯芥川賞候補
小野正嗣「獅子渡り鼻」
北野道夫「関東平野」
黒田夏子「abさんご」
高尾長良「肉骨茶」
舞城王太郎「美味しいシャワーヘッド」
すべて未刊行の芥川賞とは違い直木賞は刊行済みの作品だけど、自慢じゃないが全部読んでない。あ、朝井リョウはファンなので近々読む予定。「何者」は評判もいいです。獲っちゃうのかな?僕の中では朝井君の前に窪美澄に受賞してもらいたいのだけど…。朝井リョウには(どうでもいいことだが)戦後最年少受賞記録がかかる。発表は16日。
◯直木賞候補
朝井リョウ「何者」
安部龍太郎「等伯」
有川浩「空飛ぶ広報室」
伊東潤「国を蹴った男」
志川節子「春はそこまで風待ち小路の人々」
西加奈子「ふくわらい」
何者 朝井 リョウ |
等伯 〈上〉 安部 龍太郎 |
空飛ぶ広報室 有川 浩 |
国を蹴った男 伊東 潤 |
春はそこまで 風待ち小路の人々 志川 節子 |
ふくわらい 西 加奈子 |
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