今回は出る本からいきましょう!だって、待望の窪美澄の新作が出るんですからね。「アニバーサリー」(3/22)!平成23年3月11日からの一年間の物語。「この日を忘れないように、カレンダーに虫ピンを押し込むような気持ちで書きました」と著者自身が語るこの小説は昭和10年生まれの女性・晶子と昭和55年生まれの女性・真菜、2人が主人公。「女性が子供を産むこと、育てること、食べること、仕事をすることを戦争、戦後、そして震災後を通して考えました(著者ツイッターより)」、直感的にこれはもう傑作ですね。これで傑作じゃなかったら窪さんのせいです(なんじゃ)。と、とにかく早く読みたい!22日となっていますが、明日にも発売か。女性の皆さんはとっとと、男性の皆さんはこらしょっと本屋さんに走りましょう!!!
出た本、綿矢りさ「憤死」。初めての連作短編なんですね。しかし、「憤死」って…。疾走し続ける彼女らしいタイトル。これにも期待したい。そして、もう一冊、怒濤の大傑作「困ってるひと」の大野更紗の新作が出たっ!「さらさらさん」。エッセイと対談を集めたもの。この人の言葉には耳を澄ませなくちゃ。大切なことがいっぱい語られているはず。読めっ!というわけで、今回はこの3冊。ではっ!!
アニバーサリー 窪 美澄 |
憤死 綿矢 りさ |
さらさらさん (一般書) 大野更紗 |
2013.3.20 そうかそうか、今日は休日なのか。桜、週末には満開になるとか。読書は吉川潮「待ってました!」、落語家のインタビュー集。
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