さて、出た本。俵万智の第五歌集「オレがマリオ」。表題は、
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ
という歌から来ている。3.11後、仙台を離れ石垣島で暮らし始めた俵さんの短歌を改めて読んでみたい。これ、表紙もいいなぁ。本日発売の文春文庫には綿矢りさの大江健三郎賞受賞作「かわいそうだね?」と佐藤多佳子の傑作「聖夜」が。佐藤さん、新作が出ないなぁ。そろそろ新しい物語を、よろしく!
明日は中村勘三郎の命日ですが奥さんで中村芝翫のお嬢さんでもある波野好江さんの「中村勘三郎最期の131日」(12/5)が出ます。僕はまだまだ中村屋の死がつらいです。平松洋子「本の花」(12/5)は書評集。この人の「眼」の確かさ、文章の巧さは驚くばかり。本の雑誌社から出るので、さらに応援。
おっ、これは!と思ったのが木皿泉の「ON THE WAY COMEDY 道草」平田家の人々篇と愛はミラクル篇の2冊(12/6)。TOKYO FM等で放送されていた伝説のドラマが初めて活字に。ラジオあまり聴かないから、知らなかった。ううむ、文庫だしこれは買うしかない、買うしかないぞ。というわけで、今回はこれまで。
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◯綿矢りさのその他の本の書評はこちらから。
◯木皿泉のその他の本の書評はこちらです。
オレがマリオ 俵 万智 |
かわいそうだね? (文春文庫) 綿矢 りさ |
聖夜 (文春文庫) 佐藤 多佳子 |
中村勘三郎 最期の131日 波野 好江 |
本の花 平松 洋子 |
ON THE WAY COMEDY 道草 平田家の人々篇 (河出文庫) 木皿 泉 |
ON THE WAY COMEDY 道草 愛はミラクル篇 (河出文庫) 木皿 泉 |
2013.12.4 いやいやいやなんだかかんだか。え〜っと読書は関容子の「勘三郎伝説」、さすが関さん!土曜日はフジテレビで特番も。
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