「りんごかもしれない」がすご〜〜くおもしろかったヨシタケシンスケ。「りんご〜」は初めての絵本ということで子供も大人も楽しめる一冊だったけれど、この本は完全に大人向け。やぁやぁ、やっぱりこの人はおもしろいっ!ヨシタケシンスケにはまりそう。
で、これは、タイトル通り、せまいところをテーマにした本だ。本というかイラストエッセイ、かな。あのヘロヘロなヨシタケイラストがほんとにいい感じ。それでまぁ、キオスクとか宝くじボックスなどのせまいお店から始まって、せまい服(宇宙服とかね)、せまいエレベーター、せまい階段の下、せまい車の中、せまい寝床、せまい回転ドア、せまい改札、せまい机などなど、まさにせまいのオンパレード。せまいが大好きなヨシタケさんの一言一言が心にしみる(うそ)。いや、なんだかわからないけど、そのコメントひとつひとつがおかしいのだ。
閉所恐怖症のみなさんはもちろん見ないほうがいいですよ。ドキドキしすぎて心臓マヒ起こしたら困るから。ま、間違っても読まないと思うけど。せまいエレベーターの項で開閉ボタンがわかりにくいって話になり、こんなボタンがいいって描いてくれたヤツが超よかった。僕もあれ絶対迷うのでああいうのにして欲しい。とにもかくにもヨシタケシンスケは、おかしくおかしくて、かっこいい。
◯ヨシタケシンスケの他の本のレビューはこちら
2014.3.24 まとめ買い、しようかな、やめよかな。めんどくさいな。という感じのダメな私。読書は窪美澄「よるのふくらみ」。
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