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【絵本/感想】ミロコマチコ「けだらけ」-こんな小さな判型でよく作ろうと思ったな筑摩書房!どーかしてるぜっ

 ミロコマチコの絵は本当にすごい。誰にもマネができないそのタッチ。常にそこからはみだしちゃうような迫力。これはそんな彼女のはじめての画集だ。タイトル通り、いきものたちの絵を中心に集めている。ミロコマチコワールドの新参者である僕にとっては見ていない絵も多く、オ〜ッと声が出る。やっぱすごいぜ、ミロコマチコ!

 

 が、が、しかし、しかし、これはダメだ。こんな小さな判型でよく作ろうと思ったな筑摩書房!どーにかしてるぜっっっっっ。はみ出しそうなすごい迫力の絵をこんなところに閉じ込めちゃって。しかも、ご丁寧に周りに白い空きスペースまで作ってる。おかしいでしょ!っていうか情けない。

 

 その昔、吉田カツっていう大迫力のイラストレーターがいたが、「けだらけ」と同じ判型の「POPULAR」という画集ではわざとザラ紙みたいな紙を使いページ数を増やすことで、その迫力ある絵を再現していた。それぐらいのアイデアが欲しかったのだが…。なんだかガッカリ…。

 

 ◯ミロコマチコのその他の本のレビューはこちら

 

◯吉田カツ「POPURAR」のことはこちらを。 

 

  

2015.1.26 なんだか世の中、ザワザワしてるなぁ。サッカー、アジア杯のショックも尾を引いてる。読書は角田光代「笹の舟で海をわたる」。

 

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