第8回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を僕の大好きなヨシタケシンスケさんが受賞してました。池田さんのことは知っていましたが、この賞のことは知りませんでした。でも、自由でカッコイイ名前付けたなぁ。
賞の趣旨にこうあります。「この賞は、ジャンルを問わず、ひたすら考えること、それを言葉で表わし、結果として新たな表現形式を獲得しようとする人間の営みに至上の価値を置くものです。考える日本語の美しさ、その表現者としての姿勢と可能性を顕彰し、応援してゆこうとするものです」、とある。おぉぉ、これはまさにヨシタケさんにピッタリの賞じゃないか。数ある表現者の中から、よくもまぁ彼をみつけてくれたなぁ、と僕は大変にうれしい。
受賞理由では「りんごかもしれない」や「ぼくのニセモノをつくるには」が大きな評価を受けていて、同時に「この「発想絵本」の展開を更に延ばしていくと、果たしてどういうものが見えてくるのか、読者にどういう地平が広がっていくのか、そこに新たな表現形式の誕生が予感される。今後の活躍を期して当賞を贈りたい」とある。そうよ、そうよ、そうなのよ。ヨシタケさんの「次」が、非常に気になるし、大きな可能性を感じる。未読の人もぜひ読んでほしいなぁ。
◯「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」のHPはこちら。
◯ヨシタケシンスケのその他の絵本のレビュー等はこちらから
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