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【絵本】ヨシタケシンスケ「このあとどうしちゃおう」-死をテーマに生きる尊さを伝える傑作絵本!

 

このあと どうしちゃおう このあと どうしちゃおう
ヨシタケ シンスケ

ブロンズ新社 2016-04-22
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 「りんごかもしれない」「ぼくのニセモノをつくるには」に続くヨシ

タケシンスケの発想えほんシリーズ第3弾。今回は「死」がテーマ。死

んじゃったおじいちゃんの部屋から「このあとどうしちゃおう」と書か

れたノートが見つかり、孫である「ぼく」が読み始めるという設定だ。

 

 最初の[このあとのよてい]では死んじゃったら「ゆうれいセンター」

に行って、気が済んだら「てんごく」へ、飽きてきたら「うまれかわり

センター」で別のものに生まれ変わってこの世に戻ってくるという輪廻

の様子が描かれている。その後も[てんごくにいくときのかっこう]や

[うまれかわったらなりたいもの][こんなかみさまにいてほしい]等

々が続く。例のフニャラフニャラしたヨシタケさんの絵と全体をおおう

ユーモア、そして構成の巧さがテーマの重さを救っている。[みんなを

みまもっていくほうほう]で「かさぶたになって」とか「かぜでクルク

ルまわるビニールブクロになって」なんて描いてあるのがヨシタケさん

の真骨頂だ。

 

 死をテーマに子供が(そして、大人も)読む絵本を作るのはとても難

しい。後半、おじいちゃんのノートを読み進めた「ぼく」はふと思う。

おじいちゃん、本当は「さみしくて すごく しぬのが こわかったの

かもしれない」と。そして、その後で「ぼく」は…。この最後の展開が

ヨシタケさんらしくて本当に素晴らしい。死を通して生きていることの

尊さをしっかりと伝える、このメッセージは子供たちにも確実に届くは

ずだ。やるなぁ、ヨシタケシンスケ!今回も◎!!!

 

◯ヨシタケシンスケのその他の本のレビュー等はこちら

 

 

            ◯ ◯

 

2016.5.27 なぁ〜んと早くも夏バテで体調を崩す。胃の調子が悪く病

院に。読書は原田マハ「暗幕のゲルニカ」がもう少し。

 

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