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【書評】ペク・ヒナ:作 長谷川義史:訳「天女銭湯」-この造形とこのワクワク感がたまらない!

 いやぁ、ペク・ヒナ、すごいぞっ。韓国の絵本作家(自称「人形いたずら作家」)、表紙でも分かるとおり、この立体の造形がたまらない。ヤクルト飲んでるこの人、銭湯に現れる天女のばあちゃんなんですけどね。インパクトあるでしょう?

 

 この絵本、主人公はドッチという女の子、下ぶくれの彼女も魅力的だし、パーマかかったおかあちゃんもいい。で、おかあちゃん、近くにスパランドが出来ても、古い銭湯の長寿湯がお気に入り。スパランドには岩盤浴やゲームの部屋もあるのだけど、ドッチが文句も言わずについて行くのは、長寿湯でおかあちゃんの身体をあかすりしたら「ヤクルトひとつこうてくれる」約束だから。

 

 で、この「天女銭湯」の訳者は「ぼくがラーメンをたべてるとき」「へいわってすてきだね」などの長谷川義史!おぉ!彼は大阪の人だから、元の韓国語がしっかり大阪弁訳になっちゃってる。その大阪弁がペク・ヒナが造った人形たちと完璧にマッチしてる。ドッチやおかあちゃんや天使、まちがえた天女のばあちゃんが大阪に住んでてもま〜〜ったく違和感がない。

 

 この物語で一番盛り上がるのは銭湯で出会ったドッチと天女のばあちゃんが銭湯遊びを繰り広げるところ。「よいとこらせー!」の掛け声と共に潜りっこする2人の大迫力の泳ぎには拍手喝采!ワクワクしちゃう。ひとつだけ残念なのはラスト。もっと奇想天外な終わりにしてもいいんじゃないかなぁ。少しだけ物足りない。でも、大人も子供も楽しめる楽しい絵本であることにはかわりないです。おすすめ!

 

◯ペク・ヒナさんについてはこちら。


◯特設サイトもあるぞ。

天女銭湯

 

 

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