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【コミック】大島弓子「キャットニップ2」-人と猫が共に生きる、その日常の愛おしさよ!

 コミックは1巻目の感想を書くことはあっても2巻目以降はキリがないので書かないようにしている。でも、この大島弓子の猫エッセイコミックは3年ぶりということもあってなんだかとても書きたくなってしまった。とはいってもその内容は、前のシリーズである「グーグーだって猫である」とも「キャットニップ」1巻目とも同じ、猫たちとの狂騒の日々なのである。それでもやっぱり…。


 まずは表紙、佐藤愛子のベストセラー本をパロった「19さい なんかめでたい」というフレーズがおかしい。「なんかめでたい」のは今年の4月には20歳になったはずの老猫ビー。このビーを筆頭に大島家?には入りびたりのノラ2匹を加え全部で9匹の猫がいる。1巻冒頭の12匹よりは減ってはいるけど、いやいやいややっぱり大変だ。しかも、この猫たち、年寄りが多いこともあってやたらと病気をする。ゼンソクだ、ヒフ病だ、ボウコウ炎だ、と最初から大騒動。そのつど大島さんはパニックに陥り、あれこれ後悔ばかりしている。家猫だけではなくノラのことまでいろいろ心配している大島さんがなんだかとても愛おしい。

 

  人と猫が一緒に生きている、その日常もまた泣きたくなるぐらいに愛おしく感じる。それにしても猫って本当にいろいろだな。大島さんが何匹も飼ってしまうその気持ちがよくわかる。ウチは犬を飼っていてもちろん大好きだけど、猫もいつか飼いたいなぁ。さてさて次巻はいつになるのかな?また3年後なのかな。ビーたちのことでも考えながら気長に待つことにしよう。

 

◯「キャットニップ」1巻目の感想はこちらから。

 

 2017.5.24 今日の午前中は庭の草むしりで終わりました。読書は、又吉直樹「劇場」。

 

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