さて、出る本。注目は川上弘美「森へ行きましょう」(10/11)。日経新聞夕刊に連載された小説です。パラレルワールドに生きるふたりの女性が主人公の「愛と結婚を描いた長編小説」。ううむ、これは楽しみ!!おっ、表紙もいいぞ。
盛田隆二「焼け跡のハイヒール」(10/11)も気になる一冊。「父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌」で両親の晩年の姿を描いた筆者が、彼らの出会いと青春を描いた物語です。ぜひ、読みたい。
すでにお伝えしましたが、ノーベル賞受賞のうれしい影響でカズオ・イシグロの「忘れられた巨人」(10/14)の文庫化が早まりました。詳しくは下の記事を読んで欲しいのですが、もし彼の小説を一冊も読んだことがないのならこの小説から入るのはあまりおすすめできません。おもしろいんですけどね。
さらに文庫化が2冊。北村薫の「太宰治の辞書」(10/12)は、2年前に出た《私》シリーズの最新刊。芥川龍之介や太宰治ファンにはたまらない話です。ただ、これはやっぱりシリーズの最初から読んで欲しいなぁ。旧ブログですが、僕の書評はこちら。
文庫化もう1冊は、綿矢りさ「ウォーク・イン・クローゼット」(10/13)。これは未読ですが、アマゾンの紹介にあるコピーライター尾形真理子さんの解説「綿矢りさパワー全開!わちゃわちゃな私たちの恋と人生に幸あれ」というフレーズが印象的。ちょっとおもしろそう!
◯これまでの「出る本、出た本」はこちらでまとめて
2017.10.10 いよいよ衆院選公示。どうなることか…。選挙後もいろいろありそう。
読書は宮部みゆき「この世の春 下巻」。
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