今年上半期の芥川賞、直木賞候補作が発表されました。さてさて、どれが選ばれるのでしょうか?候補作、まずは芥川賞から。
【芥川賞候補】
◯古谷田奈月「風下の朱」(早稲田文学初夏号)
◯高橋弘希「送り火」(文學界5月号)
◯北条裕子「美しい顔」(群像6月号)
◯町屋良平「しき」(文芸夏号)
◯松尾スズキ「もう『はい』としか言えない」(文學界3月号)
古谷田奈月さんは「無限の玄」で三島賞を受賞しています。「無限の玄」と候補作の「風下の朱」を1冊にした単行本が7月に出ます。松尾スズキさんは3度目のノミネート。こちらは今月末の発売。さてさて、どれがとるのか?
直木賞候補作は珍しく6作です。
【直木賞候補】
◯上田早夕里「破壊の王」
◯木下昌輝「宇喜多の楽士」
◯窪美澄「じっと手を見る」
◯島本理生「ファーストラヴ」
◯本城雅人「傍流の記者」
◯湊かなえ「未来」
うれしいのはデビュー時からずっと読んでいる窪美澄さんのノミネート。彼女はもっと前に直木賞とってもおかしくないのだけど。「じっと手を見る」はすでに読んでいて既読はこれだけなので、今回は窪さん推しで。選考会は7月18日開催です。
◯「じっと手を見る」、僕の書評はこちらです。
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