わわわわわっ、と驚いた。6月29日、金原瑞人訳でサリンジャーの新しい作品集が発売されます。「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年」、ううむ。
新潮社のホームページにはほとんど情報がないのですが、新潮社出版部文芸のツイッターによると、収録されるのは全9編。「ハプワース16、1924年」は、「バナナフィッシュにうってつけの日(「ナイン・ストーリーズ」収録)」で自殺したシーモアが7歳の時に家族にあてて書いた手紙、というスタイルで書かれた中編小説のようで、一度、荒地出版の選集に収録されていたみたいです。この小説は、1965年に「ニューヨーカー」に掲載され、それ以降、サリンジャーは沈黙を守り続けました。
他は「ライ麦畑でつかまえて」の主人公であるホールデンもの2篇、ホールデンの兄ヴィンセントを巡る話が「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる」他4篇、初期の短編が2篇という構成。
いずれにしても、翻訳が金原さんなので楽しみ。表紙もいい感じなのでこれはぜひぜひ読みたいぞ。
来年はサリンジャー生誕100年で初の伝記映画「REBEL IN THE RYE」の公開も決定しているようです。これもまた楽しみ!
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