最近、いろいろと話題の多い柴崎さん。このブログでも紹介した野間文芸新人賞受賞作「寝ても覚めても」が映画化され、明日から公開になります。監督は5時間超の超長編「ハッピーアワー」でロカルノなど国際映画祭で主要賞を受賞した濱口竜介。この映画もカンヌのコンペティション部門に選ばれています。
原作は朝子という女性が大阪と東京で顔がそっくりな2人の男に恋をするというちょっと変わった物語。風景描写が緻密で本当に驚かされましたが、なんだか不思議な味わいがあってとても好きな小説でした。
映画では2人の男、麦と亮介を東出昌大が、朝子をモデルやCMで活躍中の唐田えりかが演じています。映像が大きなポイントになる作品なので、いろいろ楽しみ。小説の方もちょっと読み直したいなぁ。
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◯柴崎さんが東出さんをイメージして書き下ろしたこの小説も気になります