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【映像化】直木賞、本屋大賞W受賞の恩田陸「蜜蜂と遠雷」、松岡茉優主演でついに映画化。来年秋公開予定!

 恩田陸の傑作、直木賞と本屋大賞をW受賞した「蜜蜂と遠雷」の映画化が発表になりました。映像化されるといいな、と僕も思ってはいましたが、原作はピアノにかける若者たちの青春群像ではあるけれど、一番の評価ポイントはピアノ演奏を見事に文章化したこと。

 

 舞台となる国際的なピアノコンテストでの参加者それぞれの個性的な演奏を映像でどう表現するか?ただの「音」の差だけじゃダメだと思うんですよね。だからとても難しい。監督・脚本は「愚行録」で高い評価を受けた石川慶。この俊英がどんな映画に仕上げるのかとても楽しみです。恩田さんがこんなコメントを出しているのでCINRA.NETから転載します。

 

正直に言うと、ずっと半信半疑であった。そもそも、この小説は絶対に小説でなければできないことをやろうと決心して書き始めたものだからだ。自分で設けたそのハードルの高さに、書いているあいだ何度始めたことを後悔したことか。苦労の甲斐あって、なんとか目標は達成できたと思う。だから、映画化の話があった時は、なんという無謀な人たちだろうとほとんど内心あきれていた。きっと難しいと思いますけど、やるのなら「映画でしかできないこと」をやってくださいね、とお願いした。口ではお願いしつつも、いくらなんでもこれを映像化する無謀さに気付き、そのうちきっとあきらめるだろうと思っていたのである。ところが、彼らはあきらめなかった。どんどんものすごいキャストが決まっていく。かくなる上は、と覚悟を決めた。完成した映画を観て、「参りました」と言う準備は今からできている。

 

  出演は転落した天才少女・栄伝亜夜に松岡茉優、年齢制限ギリギリで挑戦するサラリーマンの高島明石に松坂桃李。名門音楽院に在籍していて超絶の技術を誇るマサル・C・レヴィ・アナトールには森崎ウィン。そして、この物語の核ともいえる重要人物、伝説のピアニストの最後の弟子、風間塵には鈴鹿央士。彼はオーディションで選ばれた新人だそうです。

 

 音楽への挑戦であった原作。今度は映像がその小説へ挑戦するわけですから興味は尽きません。いずれにしても来秋の公開を楽しみにしたいと思います。

 

◯CINRA.NETの記事はこちらです。出演者のコメントも載っているのでぜひ!

◯「蜜蜂と遠雷」、僕の書評はこちら

◯なんと小説で演奏されたピアノ曲を集めたCDも出ています。

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