また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【書評】宇佐見りん「推し、燃ゆ」-推しがファンを殴った!怒涛のような物語はそこから始まる。彼女が最後にたどり着くのは?

【絵本/感想】町田尚子「ねこは るすばん」-ねこ絵本作家町田尚子に新たな代表作誕生!るすばんは寂しい?悲しい?楽しい!!

【文学賞】第11回山田風太郎賞は今村翔吾さん「じんかん」に決定。戦国三悪人の1人として名高い松永久秀の生涯を描いた作品です

【書評】馳星周「少年と犬」-今年度上半期直木賞受賞作!その犬は人との出会いを繰り返しながら、どこか遠くをめざしていた

 

 今年上半期の直木賞受賞作。これはもう文句なしの傑作だ。作者は犬好きで「ソウルメイト」など犬と人との関係を描いた小説をすでに書いている。本来は暗黒小説の書き手で、この作品にもところどころでそれを感じる。そのことがただの動物小説とは一線を画す大きな要因になっている。

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!原田マハの文庫オリジナル「ハグとナガラ」、創刊40周年記念「地球の歩き方 東京」はシリーズ初の国内版!(2020.10/3週)

 

 さて出た本。文庫です。原田マハ「ハグとナガラ」出ました。これ、旅をテーマにした文庫オリジナルの短編集です。原田さんといえばアート小説だけど、違うテーマのものもファンが多い人ですよね。アマゾンから内容紹介を!

どこでもいい。いつでもいい。
一緒に行こう。旅に出よう。
人生を、もっと足掻こうーー。


恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。

ともに秘湯に入り、名物を堪能し、
花や月を愛でに日本全国駆け巡る、
女ふたりの気ままな旅。

気がつけば、四十路になり、五十代も始まり……。

人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい。心に灯がともる六つの旅物語。
文庫オリジナル短編集です!

うん、これは楽しく読めそう!

 

◯原田マハの他の本の書評や情報はこちらから!


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【映像化】大人気「鬼滅の刃」アニメ版、フジテレビ地上波で明日10日から放送!!

 
  今年5月に「少年ジャンプ」の連載が終了した「鬼滅の刃」、コミックの方は現在22巻まで出ていて、23巻が12月に出てこれが最終巻になるようです。で、アニメ、今ではいろんなところで見られるみたいですが、そういうのもめんどくさいし、という(僕みたいな)人にぴったりなのがフジテレビでの地上波放送。明日から始まります!
 
 といってもこれがなんだかちょっと分からないスタイル。フジテレビのHPから放送日程を引用してみました。
 

【絵本/感想】ジョン・クラッセン作・長谷川義史訳「どこいったん」-くまさんがあこうてとんがったかわいい帽子なくしまったんや。インチキ大阪弁感想!