また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!松本大洋のコミック「東京ヒゴロ(1)」、そして宣伝会議賞課題掲載の「宣伝会議」出ます!へんな付録付き!(2021.9/5-10/1週)

 

 出た本。あ〜これ気になってたのに紹介が遅れました。松本大洋「東京ヒゴロ」出てました。ディープなファンではないですが松本さんの絵は大好き。絵本も名作が多いです。夢枕獏さんと組んだ「こんとん」、谷川俊太郎さんとの「かないくん」、母親であるくどうなおこさんとの『「いる」じゃん』「東京ヒゴロ」はコミックですが、どんな内容?アマゾンの紹介文を。

 

人は漫画を生きるのか。

大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。
理想の漫画誌を作るため、
自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。

仕事か、表現か、それとも友情か。
漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、
東京の空の下、それぞれの人生が交差する。


松本大洋が初めて描く漫画家漫画、初めて語られる創作哲学。
これを読まずに松本大洋を知ることはできない、必読の一冊。

 

 僕、最初、タイトルを「ピコロ」って読んでいて、表紙の鳥の名前だと思ってました。す、すみません!「ヒゴロ」って日頃?漫画家漫画は名作が多いので気になります。読もう!

◯松本大洋さん、一番のおすすめこちら!

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【絵本/感想】堀川理万子「海のアトリエ」ー江國香織選ドゥマゴ文学賞受賞の絵本!少女と女性画家の短い夏の物語

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!綿矢りさ「オーラの発表会」、そして岸政彦編「東京の生活史」ううむ、気になる!(2021.9/4週)

 

 出た本。綿矢りさ「オーラの発表会」出てました。綿矢さんの小説は読んだり読まなかったりですが、原作になった映画はけっこう見てる。「勝手にふるえてろ」はかなり好きでした。で、これ、いいタイトルだなぁ。どんな話なのかアマゾンの紹介文を。

 

海松子(みるこ)、大学一年生。
他人に興味を抱いたり、気持ちを推しはかったりするのが苦手。
趣味は凧揚げ。特技はまわりの人に脳内で(ちょっと失礼な)あだ名をつけること。
友達は「まね師」の萌音(もね)、ひとりだけ。
なのに、幼馴染の同い年男子と、男前の社会人から、 気づけばアプローチを受けていて……。

「あんまり群れないから一匹狼系なんだと思ってた」「片井さんておもしろいね」「もし良かったらまた会ってください」「しばらくは彼氏作らないでいて」「順調にやらかしてるね」
――「で、あんたはさ、高校卒業と大学入学の間に、いったい何があったの?」

綿矢りさデビュー20周年!
他人の気持ちを読めない女子の、不器用で愛おしい恋愛未満小説。

 

 そうかデビュー20周年か。ううむ、これは気になる。これは読むべきだなぁ。読むことにしよう!!

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【絵本/感想】シドニー・スミス「この まちの どこかに」ー2019年ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞受賞。この絵、この物語、この余韻!絵本ファンはぜひ!

【新書/書評】近田春夫「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」ー近田春夫だけにしか語れない、聞けない筒美京平がいっぱい!

 

 生前の筒美さんと大変親しく、ディープな歌謡曲ファンである近田春夫著、というだけですでに期待度マックス!読めばもちろん期待以上の一冊だった。

 

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【BOOK NEWS】明日14日のNHK「クローズアップ現代+」に川上未映子さん出演!「夏物語」のテーマのひとつ精子提供について語ります

 

 明日の「クローズアップ現代+」のテーマは「それでも子どもをもちたい 広がるSNS精子提供」です。精子提供は川上未映子さんの超話題作「夏物語」でも、テーマのひとつになっていました。現在ではSNS上で精子を無償提供するというアカウントが増え、法的な規制がないため提供を受ける人も多くなっているようですが、その一方でトラブルも増加しているという話です。これは僕も「夏物語」を読んで気になるテーマだったので、川上さんがどのような話をするのかぜひ見てみたいと思います。「夏物語」を読まれた方、関心がある方はぜひ!放送は明日9月14日NHK総合22時から30分間15日にはNHKBS1で17時30分から再放送があります

 

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!注目の2冊、山本文緒の短編集「ばにらさま」、ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」出ます!(2021.9/3週)

 

 ううむ、今週はパワフルな2冊登場!1冊目は「自転しながら公転する」が大きな話題を呼んだ山本文緒の短編集「ばにらさま」(9/13)、今日発売です。下の文春のページで山本さんのコメントが読めますが

 

どの作品にも「え?!」と驚いて頂けるような仕掛けを用意しましたので、きっと楽しんで頂けると自負しております。

 

 という最後の言葉が気になります。「自転しながら公転する」でもエピローグで読む者を驚かさせた山本さん、さてさて、今度はどんな物語たちに出会えるのか?すごく楽しみ!しかし、この表紙はなんだ?僕を拒否してるような。でもでも、買うぞ!うむ。

 

◯山本さんのコメント全文はこちら!

◯山本文緒「自転しながら公転する」の僕の書評はこちら!

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