また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【コンペ】東京ソワールフォーマル川柳で優秀賞をいただきました。川柳、あまりやってなかったのでうれしい!!

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 東京ソワールさんが「礼の日」の特別企画として募集していた「東京ソワールフォーマル川柳」で優秀賞をいただきました。最優秀賞が1名でそのあとの優秀賞3名のうちの一つ。川柳ってトイレ川柳に数回挑戦したぐらいで、ほとんどやったことがなかったのでこんな結果になるとは。ビックリです。

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!関川夏央「人間晩年図巻 2008-11年3月11日」、一穂ミチ「パラソルでパラシュート」も気になる!!(2021.12/5週)

 

 出る本、関川夏央「人間晩年図巻 2008-11年3月11日」(12/27)出ます。2000年代シリーズの最終巻です。これ1巻目をもうすぐ読み終えますがおもしろい!知ってる人も知らない人もその人の人生が見事に俯瞰されています。アマゾンの紹介文を!

 

「ままへ いきてるといいね おげんきですか」。東日本大震災を生き延びた少女は、母親への手紙にそう記した――。未曽有の災害がもたらした別れの哀切と生の尊さが滲む「昆愛海ちゃんのママ」を掉尾に、〝晩年四十五年〟を生きたサリンジャー、〝デイ・ドリーム・ビリーバー〟忌野清志郎、〝旅先の人〟佐野洋子ら二十八人を収録。

 

ううむ、最後は3.11なんですね。これもまた読み応えありそう!

【ドラマ】決定!極私的テレビドラマ大賞2021。いやいやいや、やっぱり今年はこれでしょう!!!

 さてさて決めましたよ、今年のドラマ大賞。いつも言ってるけど見たドラマの中からしか選ばないから超極私的なセレクト。しかも、考える時々で選ぶドラマも順位もな〜んか違う。エイヤーって感じで決めないといつまでたっても決まらない。でも1位は不動!これだぁぁぁぁ!!!

 

1大豆田とわ子と三人の元夫


 坂元裕二の脚本、設定、役者たち、ドラマ的な挑戦もしていてすこぶるおもしろかった。ダントツです。こーゆードラマは坂元さんにしか作れない!役者でいえば松たか子はもちろんだけど3人の元夫の面々、松田龍平に角田晃広に岡田将生!さらに、脇を固める女優男優たち!市川実日子、石橋静河、瀧内公美、オダギリジョー!出番は少なかったけど強烈な印象を残した風吹ジュン!うむ、やっぱりナンバーワン!2位以下は次の通り!

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【絵本/感想】東直子:作 町田尚子:絵「わたしのマントはぼうしつき」ー東さんの文章もいい、町田さんの絵もいい。今の時期にぴったりのくまさんとぼうしつきマントのお話

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!町田康・ヒグチユウコ「猫のエルは」文庫化!恒例「BRUTUS」の年末本特集も気になる!!(2021.12/4週)

 

 出た本、文庫化です。町田康/著 ヒグチユウコ/イラスト「猫のエルは」、講談社文庫から出ました。町田さんの猫本、どんなだろう?すごく気になります。アマゾンの紹介文を!

 

ここは不思議な、猫の世界。
ふてぶてしくて、わがままで、かわいくて――

猫を愛する作家によるぜいたくな一冊!

共に暮らす猫とねずみ。
冬に備えておいしい油をとっておきました。
しかし、猫がひとりでなめてしまい、ねずみは怒ります。
言い訳を探す猫は、王子さまが白い馬に乗ってやってくるのを見つけ――(「猫とねずみのともぐらし」)。

猫を愛する著者による、珠玉の作品集。
単行本の扉絵・挿画をフルカラーで収録。


全部で5編収録されているようです。ヒグチユウコさんのイラストも大好きなので期待!

【文学賞】第166回芥川賞・直木賞(令和3年下半期)候補作が発表に!選考会は2022年1月19日です

 2021年下半期の芥川賞、直木賞候補作発表です。どちらも5作品。芥川賞、砂川さんと三島賞作家・乗代さん以外は初ノミネート。砂川さん、乗代さんは3度目です。まったく分からないけれど、すばる文学賞で佳作になった石田さんの「我が友、スミス」、紹介文を読むと「前代未聞の筋トレ小説」とあるので気になるなぁ。

 

【芥川賞候補】

◯石田夏穂「我が友、スミス」(すばる11月号)1/19日発売予定
◯九段理江「Schoolgirl」
(文學界12月号)
◯島口大樹「オン・ザ・プラネット」
(群像12月号)
◯砂川文次「ブラックボックス」
(群像8月号)
◯乗代雄介「皆のあらばしり」
(新潮10月号)
12/22日発売予定

 
◯芥川賞の詳細は日本文学振興会のHPから

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【絵本/感想】大橋歩「ともだち」「ありがとう」ーあぁ、大橋さんの犬の絵はいいなぁ。80歳の彼女が描いた2冊の犬の本

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 少し前に大橋さんのイオグラフィックの「LITTLE文庫」から出た2冊の犬の絵本、「ともだち」「ありがとう」。村上春樹のエッセイなどで大橋さんが描いていた犬や動物の絵がすごく好きだったので手に取った。下の「ほぼ日」のインタビュー記事を読んで知ったのだけど、大橋さん80歳になったのか。ちょっとビックリ!それにしても、ここで描かれた彼女の犬、いいなぁ。本棚に飾っておきたい。

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