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【エッセイ】平松洋子「焼き餃子と名画座」-店も料理も文章もおいしい!

料理評論家でエッセイストの平松洋子、彼女が書く食のエッセイはまさに絶品。読み終わる前にあの店、この店に行きたくなるっ!

 

テンポがいい、ラストがいい、この人の本の常連になりたい!

平松洋子、彼女に注目したのは著作の「買えない味」が山田詠美の推薦で「ドゥ マゴ文学賞」を受賞した時から。そして、やっと最新作である「焼き餃子と名画座-わたしの東京 味歩き」を読みました。西荻窪のタイ料理屋に始まり、東京のお気に入りの店をめぐっていく食のエッセイ。なによりもその軽やかでテンポのいい文章が素晴らしい。とんかつのキャベツを刻むように。よどみなく、小気味よく。そして一文のラスト、ある時はストップモーションのように鮮やかに、ある時はフェイドアウトのように余韻を残して終るそのラストが素敵なのです。

 

次々読み進んでいくのはまさにおいしい店をはしごするような快楽!私、お酒は飲まないのだけど銀座「ロックフィッシュ」のハイボールを飲みたくてたまらないのです。う~~む、平松洋子。彼女は必ずや小説を書くでしょう(もう書いてる?)、直木賞を取るでしょう。向田邦子の文章力と観察力とユーモアがこの人にはある。いちおし!!

 

○この本は2012年9月、新潮文庫で文庫化されました

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