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【BOOK NEWS】「ぴあ」「Hanako」「Number」、それぞれの夏!

 「ぴあ」の最終号は資料性も高いし、何より及川さんの表紙がいっぱい出ていて楽しい。一度でもこの情報誌を利用したことがある人なら買う価値あり。印象に残ったのは奥田民生のこの言葉。「見たくないものを見るってことが結構大事なのに。これなくなっちゃったら好きなものしか目にしなくなるんじゃないですかね」、う~む。僕自身「ぴあ」で紹介された一枚の小さな絵を見て、ギャラリーに足を運んだことが何度かあった。「ぴあ」は、出会いの場でもあったのだよなぁ。日程なんかはネットでいくらでも調べられるけど…。

 

 今日発売号で1000号を迎えたのがマガジンハウスの「Hanako」。創刊は1988年だから23年前だ。バブル以降はかっての勢いはないのだろうけど、僕自身はこのところの「Hanako」は悪くないと思っている。特集主義で紹介するべきところをしっかり紹介してるので、それなりに読み応えがある。部数は減っても読者はちゃんと付いて来ているのではないか。とにもかくにも1000号はたいしたものだ。パチパチパチ!

 

 さて、最後は「Number」。なでしこワールドカップ優勝に対応できず、8月3日にやっと784号として「なでしこジャパンW杯激闘録」を出す。784号も「夏の甲子園 最強高校伝説」という特集だったのを急遽変更したのだ。女子W杯は眼中になし?男子のワールドカップの時は特別体制って感じでヘンに盛り上がるのにさ。ま、女子差別ということよりスポーツ誌のくせして先見性のないことが恥ずかしい。このところの「Number」は「非エリートの思考法」だとか「答えは過去にあり~ニッポンの名将特集」だとか「メンタル・バイブル」だとか、記事特集がメインになっている。

 

 僕はそれより、現場至上主義がいい。世界水泳もやってるじゃないか、イチローの不調の原因は何なんだ、交流戦で再確認されたセパの実力格差のわけは?などなど、特集として読み応えのありそうなものはたくさんある。「今はそれじゃ売れないんだよ」と言われればそれまでだが、現場をちゃんと見てないから「なでしこ」が1号遅れになって、大ヒットを逃しちゃうんだよっ!!

 

※「Number」はまだ書影が出ていません。内容はこちらから。

※1日「Number」書影出ました。え~っとここはお決まりでいいんですよ。表紙はワールドカップを掲げたあの瞬間の写真じゃないとなぁ。







ぴあ [最終号]
B0058GMPJ0
Hanako2011年 8/11号
B005BE42WW
Sports Graphic Number2011年 8/18号 [雑誌]
B005EGZVRC

               

2011.7.28 でも、たぶん「Number」買うと思うな私。読書は「星を撒いた街」を読み終え、川上弘美「天頂より少し下って」に突入。

 

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