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【BOOK NEWS】すごい!「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」

 すでに「個人編集世界文学全集」も編集し、大きな話題になった池澤夏樹だが、河出書房新社の創業130年記念企画として刊行される日本文学全集がすごい。全30巻なのだが、その半分は古事記から江戸までの文学で、それを今の作家たちが現代語訳するのだ。これがなんともドキドキのラインナップ!

 

古事記 池澤夏樹訳

竹取物語 森見登美彦訳

伊勢物語 川上弘美訳

土佐日記 堀江敏幸訳

更級日記 江國香織訳

源氏物語 角田光代訳

方丈記 高橋源一郎訳

宇治拾遺物語 町田康訳

平家物語 古川日出男訳

曽根崎心中 いとうせいこう訳

女殺油地獄 桜庭一樹訳

菅原伝授手習鑑 三浦しをん訳

義経千本桜 いしいしんじ訳

好色一代男 島田雅彦訳

たけくらべ 川上末映子訳 などなど

 

 すごいでしょう?これはもう事件だっ!って感じ。中でも角田光代の「源氏物語」は上中下の3巻。角田源氏ってどんなんだろう?気になる、気になる。川上未映子の「たけくらべ」、いというせいこうの「曾根崎心中」も注目だ。さらに「近現代作家集」として3巻が予定されているが、誰のどんな作品が入るのか?池澤夏樹らしいセレクトに期待したい。でもぉ、30巻全部は買わないよなぁ。ズラリと揃えて、他の本はいっさい読まないでこれだけ読めたら幸せだけど…。うううむ。刊行は今年11月からの予定。2018年6月で完結予定。

 

◯河出書房の特設サイトはこちらです。

 

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