というわけで、又吉が入っちゃったんで盛り上がってますね。今年上半期の芥川賞、直木賞候補作品が発表になりました。以下の通りです。
◇芥川龍之介賞 候補作
内村薫風「MとΣ」(新潮3月号)
島本理生「夏の裁断」(文学界6月号)
高橋弘希「朝顔の日」(新潮6月号)
滝口悠生「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」(新潮5月号)
羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」(文学界3月号)
又吉直樹「火花」(文藝春秋)
※単行本化されているのは「火花」のみ。「朝顔の日」は7月発売予定になっています。まだ書影は上っていません。
芥川賞っていうのは純文学の有望な新人に与えられるものだから又吉にあげてもいいとは思うけれど…。他を読んでないので何ともいえない。この中では島本理生の作品が気にかかる。島本さんと羽田さんはどちらも4回目の候補。
◯又吉直樹「火花」の僕の書評はこちら
火花 又吉 直樹 |
朝顔の日 高橋 弘希 |
◇直木三十五賞 候補作
門井慶喜「東京帝大叡古教授」(小学館)
澤田瞳子「若冲」(文藝春秋)
西川美和「永い言い訳」(文藝春秋)
馳星周「アンタッチャブル」(毎日新聞出版)
東山彰良「流」(講談社)
柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文藝春秋)
この中では「若冲」しか読んでない。確かに端正な小説ではあるけれど、さてこれが直木賞候補か、となると、かなり疑問。窪美澄「さよなら、ニルヴァーナ」は候補にもならないのだろうか。文藝春秋の小説が3冊も入ってる。
◯澤田瞳子「若冲」の僕の書評はこちら
東京帝大叡古教授 門井 慶喜 |
若冲 澤田 瞳子 |
永い言い訳 西川 美和 |
アンタッチャブル 馳 星周 |
流 東山 彰良 |
ナイルパーチの女子会 柚木 麻子 |
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