さて、第154回、今年下半期の芥川賞・直木賞候補が発表になりました。以下の通りです。
◇芥川龍之介賞 候補作
石田千『家へ』(群像7月号)
上田岳弘『異郷の友人』(新潮12月号)
加藤秀行『シェア』(文學界10月号)
滝口悠生『死んでいない者』(文學界12月号)
松波太郎『ホモサピエンスの瞬間』(文學界10月号)
本谷有希子『異類婚姻譚』(群像11月号)
※ 石田さんの「家へ」だけがすでに単行本化されています。上田さんと本谷さんの作品は来年1月に発売予定。書影はまだ上がっていません。
前回は「火花」ノミネートで盛り上がりましたが、さて今回はどの作品が選ばれるのか、本谷さんは4度目のノミネートです。
家へ 石田 千 |
異郷の友人 上田 岳弘 |
異類婚姻譚 本谷 有希子 |
◇直木三十五賞 候補作
青山文平『つまをめとらば』(文藝春秋)
梶よう子『ヨイ豊』(講談社)
深緑野分『戦場のコックたち』(東京創元社)
宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋)
柚月裕子『孤狼の血』(KADOKAWA)
青山さん以外は初候補。あれっ、柚月さんって初めて?と思ったらあれは柚木麻子さんだ。彼女はミステリーの人らしい。宮下さんの作品はキノベスで1位になったんですよね。気になってた一冊。そして、「つまをめとらば」「ヨイ豊」は時代小説。選考会は1月19日です。
つまをめとらば 青山 文平 |
ヨイ豊 梶 よう子 |
戦場のコックたち 深緑 野分 |
羊と鋼の森 宮下 奈都 |
孤狼の血 柚月裕子 |
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