おぉ!大橋歩の編集で2009年に30号を出して完結したあの「アルネ」が戻ってきます。「アルネ・もう1回」!うれしいっ。この雑誌は大好きで僕はほとんど持っています。大橋さんの興味や感性のおもむくままに、様々な分野の人やモノが紹介されていて、すごく刺激を受けました。
僕が「アルネ」を初めて買ったのは10号からでした。その号に村上春樹の自宅が載ってたから。ミーハーですみません。でも、この「アルネ」をじっくりと読んでみたら、本当におもしろい。その後、バックナンバーを集めました。最初に手にとった感想を書いたものがあるので、それをちょっと引用してみますね。
☆う〜ん、「アルネ」って想像以上にいいんじゃないか!
ちょっと前に「アルネ」に村上春樹の自宅が載っている、って書きましたがその時に初めてこの雑誌を買いました。今まではもちろん存在は知ってたけれど立ち読み程度。大橋歩さんが作ってるということも知っていたのですが、なんとこれ彼女が企画、編集、取材から写真撮影まですべて一人でやってるんですねぇ。すごい!
中の文章もほとんど大橋さんが書いていますが、彼女の文章はなかなか素敵です。かなり素直な物言いで、時々照れたりしながら、というのがいいのです。とり上げてる内容も自分が好きなもの、興味を持った人ばかりなので、本当にうれしそうに紹介してる。しかも、村上さんの記事もそうだけど、けっこうグイグイグイと核心まで迫ってるんだよねぇ。目の付けどころもすごくいいです。
デザインも気に入っています。例えば違う内容になったら大きなタイトルを付けて、というのが普通だけど、この雑誌はそれをやりません。だから、次から次へと大橋さんのお話を聞いてる、という感じ。「アルネ」に関しては、最初から順を追って読んでいくのがいいと思います。最新号、マガジンハウスの名編集長・淀川美代子さんを特集してるのもさすが!
ま、ずいぶん昔のもの(2005年3月)でちょっと恥ずかしいですが、とにもかくにも「アルネ」に「もう1回」があるなんて!本当にうれしいです。発売は9月15日。お楽しみに!あ、今回も村上春樹さんのエッセイが。
◯「アルネ・もう1回」の詳しい内容と大橋さんの「アルネ」に関するエッセイはこちらから。
◯「ほぼ日」でのこの大橋さんと大貫妙子さんの対談「じぶんの気持ちをだいじにする仕事(全7回)」もおもしろいですよ。
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