山田風太郎は大好きな作家です。だから、こういう賞があるだけで何だかうれしい。受賞作も窪美澄や佐藤正午など僕好みの作家が選ばれているので毎年注目してます。してますが、今年の候補作は1冊も読んでないし、ちょっとピンと来ないなぁ。全6作、簡単に紹介しますね。
◯垣根涼介「室町無頼」
時代小説、それも室町モノです。風太郎も書いていました。時代小説は読まないわけではないのだけど…。でも、おもしろそう。
◯塩田武士「罪の声」
これ、話題ですね。あの「グリコ・森永事件」が題材になってます。ううむアマゾンの解説をみると読みたくなってきた。塩田武士はデビュー作は読んだのだけど今一つでそれから読んでいません。
◯雫井脩介「望み」
雫井脩介のミステリー。息子は犯人なのか被害者なのか、という設定はなかなかおもしろそう。ミステリー読みではないのでこの人読んだことないです。
◯中路啓太「ロンドン狂瀾」
1930年のロンドン海軍軍縮会議を舞台に、日本の外交官たちの活躍を描いた時代小説。評価、なかなか高いです。
◯万城目学「バベル九朔」
ううむ、これは万城目ワールドの中でもちょっと異色の作品なのかな。紹介文には「最強の奇書」なんてありますが。
◯山田宗樹「代体」
「代休」かと思った。自動車には「代車」、携帯には「代替機」があるように代理の体がある世界…ううむ。ちょっとおもしろそう。
選考会は10月21日。さて、どの作品が選ばれるのか?
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