さてさて、出る本。奥田英朗、窪美澄、荻原浩、原田マハ、中江有里の恋愛ストーリーを集めたアンソロジー「恋愛仮免中」(5/10)が文春文庫から出ます。まぁ、執筆陣は豪華。でも、恋愛というくくりはアンソロジーとして弱いんじゃないかなぁ。
もう1冊、文庫。津村記久子「エヴリシング・フロウズ」(5/10)がこれも文春文庫から。読んだけど、いいですよぉ。自分にあまり自信が持てない中3生の話。人物の造形がなかなかです。おすすめ!僕の書評も読んでみてください。
そして、「流」で直木賞を受賞した東山彰良の最新作「僕が殺した人と僕を殺した人」(5/11)が出ます。アマゾンの紹介はこんな感じ。ちょっと気になる。
一九八四年、台湾で四人の少年たちは友情を育んでいた。三十年後、そのうち一人が全米を震撼させる殺人鬼に。超弩級の青春ミステリ。
そして、今週一番の注目作はこれ!又吉直樹「劇場」(5/11)!新潮社メールの紹介文を引用してみます。
一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。演劇を通して世界に立ち向かう永田と恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った――。夢と現実のはざまで、大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説。
恋愛小説ということが話題になっていますが、さてどうか?NHKのドキュメントで掲載文芸誌の編集長が激賞していたのを思い出します。あ、ドラマの「火花」、最初はどうかなぁ、と思っていたけれどかなり良かった。見応えありました。というわけで「劇場」は買い!
◯これまでの「出る本、出た本」はこちらでまとめて。
2017.5.7 ゴールデンウィークも今日で終わりですね。連休中に未読のコミックをガシガシと読みました。読書は窪美澄「やめるときも、すこやかなるときも」。
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。