さて、出る本。綿矢りさ「意識のリボン」(12/5)出ます。いいタイトル!全8編の短編集ですが、内容もなかなかおもしろそう。これ読みたいな。
母親を亡くした二十代の「私」は、「絶対に長生きするからね」と父に誓ったのに、交通事故に遭ってしまう。激痛の嵐の中、目を開けると二メートルほど下に自分の身体を見下ろしていて……。 表題作ほか、姉妹、妻、母親――様々な女たちの視線から世界を切り取り人生を肯定するあたたかさを感じさせる。著者新境地の全八編の短編集。
糸井重里「思えば、孤独は美しい。」(12/5)は、糸井さんの1年分の原稿やツイートの中から心に残る言葉を集めて編む1冊。もう何冊目でしょうか?今回はヒグチユウコさんの装画です。なんだかスゴい!アマゾンでも買えますが、ほぼ日ストアやほぼ日のスペース「TOBICHI」で買うとヒグチさんの絵をプリントしたポストカードがもらえます。いずれにしても、糸井さんの言葉はなかなかおもしろい。
○「ほぼ日」で買うならばこちら
そして、なんとうれしい!谷口ジローさんのコミックが2冊出ます。「光年の森」(12/6)はフランスの出版社から依頼されたもので、オールカラー・全5話構成を予定していたそうです。谷口さんが亡くなったために単行本には1話と2話目のネーム。そして。関川夏央さん、久住昌之さん、夢枕獏さんのお別れメッセージが収められています。あぁ、この表紙いいなぁ。それにしても、谷口さんの「死」はなかなか受け入れられない。
もう1冊の「いざなうもの」(12/8)には内田百閒の短編「冥途」が原作で絶筆となった「いざなうもの 花火」など単行本未収録作品や谷口さんのエッセイが収められています。う〜ん、どちらもぜひぜひ読みたい。
さてもう一冊。宇多田ヒカル初めて歌詞集「宇多田ヒカルの言葉」(12/9)も出ます。全歌詞掲載はもちろんのこと、彼女といろいろな人から寄せられた言葉がとても気になる。この人々!!
また歌詞のほかにも宇多田ヒカルとその作品についての文章が各界の著名人より寄せられています。
50音順に紹介すると、昨年アーティスト活動を再始動するにあたり、最初のアーティスト写真を撮影した写真家・石川竜一氏。
活動休止中ソーシャルでの会話がきっかけで、昨年、NHK「SONGS」で初対談が実現した糸井重里氏。
デビュー時からいただいていたオファー(思い)が、ようやく昨年実現した番組「クリスマスの約束」で共演させていただいた小田和正氏。
人間活動中のリリースとなった楽曲「桜流し」(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」主題歌)のミュージックビデオを手掛けた河瀨直美氏。
エッセイなどで宇多田ヒカルへのリスペクトの気持ちを表してくれている詩人、最果タヒ氏。
ヒップホップの文脈から宇多田ヒカルの歌詞を見つめてくれたSKY-HI氏。
昨年、番組「クリスマスの約束」で共演し、いまやEPICレコードジャパンで同じレーベルメイトとなった水野良樹氏(いきものがかり)。
そして、文学界からは、以前ブログでも宇多田ヒカルに触れていた吉本ばなな氏。
以上8名から文章が寄せられています。
ううううむ、これは…。欲しいぞ、欲しいぞ、欲しいぞ!!!
○これまでの「出る本、出た本」はこちらから
2017.12.3 前に川崎に住んでいたのでフロンターレの優勝は本当にうれしい。テレビ見ていましたが川崎サポと鹿島サポの悲喜こもごも…。泣きました。読書は、角田光代訳「源氏物語 上」と川上弘美の「森へ行きましょう」。