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【絵本】いやいやいや、これは必見!ちひろ美術館・東京の「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」

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 自転車で上井草駅の近くのちひろ美術館・東京へ。自宅から20分ぐらい。大好きな絵本作家ショーン・タンの展覧会が開かれているのだ。こういうイベントを企画してくれた美術館に本当に感謝!彼の作風やその世界はいわさきちひろさんも絶対に気に入ったはずだ。

 

 ショーン・タンの絵本はこのブログでもほとんどの作品を紹介しているが、まさにオリジナルな世界だ。その世界に接しているうちに読んでいる人間もまた知らない場所に連れていかれる。「どこでもないどこかへ」という副題のように。

 

 この展覧会、何といっても原画が見られるのがうれしい。初めて絵と文を書いた「ロスト・シング」から、世界中で絶賛を浴びた文字のない絵本「アライバル」、最新作で日本未発売の「内なる町からきた話」まで、多くの作品の原画が展示されている。最新作の原画は油彩でしかも100×150cmという大きさ!もうこれはアートです。さらに、デッサンやアイデアスケッチ、コンテなど出来上がるまでのプロセスもたくさん見ることができる。ショーン・タン、巧いなぁ。巧いだけではなく、表現へのこだわりがすごい。やはりこの人も天才なんかじゃない。まさに努力の人!

 

  それほど広い会場ではないが、彼の仕事場が再現されたり、スケッチを描きためた手帳や立体作品の展示、オスカーを受賞した「ロスト・シング」のアニメが見られるなど内容は盛り沢山!観察的小品と題した25の小さな油彩作品も素晴らしい。まさに彼の眼差しを感じ、その後の物語が見えてくる作品群だ。
 
 とにかくこの展覧会、ショーン・タンワールドが堪能できる贅沢な空間。ファンの人もそうでない人もぜひぜひ行って欲しいぞ。図録を兼ねた同タイトルの本も内容充実。思わず買ってしまった。ショップには他にもポストカードやバッジなど欲しくなるものが揃っているのでファンの皆さんは要注意!!!!対談なとイベントもいろいろあります。詳しくは公式ページを。

DATA◆「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」ちひろ美術館・東京 7月28日まで。月曜日休(祝休日は開館、翌平日休館) ※7月22日(月)は開館 あ、9月には京都展がありますよ。

 

◯公式ページはこちら!

◯ちひろ美術館の同展のページ


◯どれもおすすめ!ショーン・タンの絵本

 

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