また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2019.9/5-10/1週)

 出る本、恩田陸「祝祭と予感」(10/3)はですねぇ、なんとあの「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編小説集!映画が4日から始まるのでそのタイミングに合わせたんだと思うけど、いやいやいや、これってズルくない?アマゾンからその内容を。

 

大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。 入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけとなった忘れ得ぬ一人の教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。ジュリアード音楽院に留学したマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏に天啓を伝える「鈴蘭と階段」。ピアノの巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。全6編。

 

ひひ〜ん、これはもう読むしかない。映画も観たいぞ。

 

◯映画のホームページ!


 映画「楽園」の原作である「犯罪小説集」に続く吉田修一「逃亡小説集」(10/4)も出ます。小説集といってもすでに出版されたものからピックアップされたものではなく、「小説 野性時代」の書き下ろしをまとめたもの。「犯罪小説集」もおもしろかったのでこれも読みたいぞ。全4作。

 

 小川洋子「小箱」(10/7)は「ことり」以来、7年ぶりの書き下ろし長編小説。小川洋子ワールドは特別だからなぁ。少し彼女の物語から離れていたのであの世界をまた堪能したいと思っています。アマゾンの紹介文

 

死んだ子どもたちの魂は、小箱の中で成長している。死者が運んでくれる幸せ。世の淵で、冥福を祈る「おくりびと」を静謐に愛おしく描く傑作。

  最後は文庫化です。前に紹介した岩波文庫的!佐藤正午「月の満ち欠け」。岩波文庫じゃなくて岩波文庫的、ね。楽しいなぁ。単行本を持っていて文庫まで買うことはまずないけれど、これは多分買っちゃう。う〜ん、買うよなぁ絶対!直木賞を受賞した傑作小説です。未読の人は文句なしにおもしろいからぜひぜひ!

 

◯詳しくはこちらをどうぞ!

 

 2019.9.22  ラグビーW杯、なんとアイルランドに勝っちゃった。金星ではなくて実力でちゃんと勝った。すごいぞ、日本!読書は川上弘美「某」。

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