さて、年も明けたし、「本の雑誌」のベストは検索で訪ねてくる人も多いので発表しますね。「本の雑誌が選ぶ2019年度ベスト10」、さてさて第1位は?(それぞれアマゾンにリンクしています)
1 宇佐美まこと「展望台のラプンツェル」
2 K・W・ジョンソン「大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件」
3 井上荒野「あちらにいる鬼」
4 宮内悠介「偶然の聖地」
5 島崎今日子「森瑤子の帽子」
6 森功「地面師」
7 大石明弘「太陽のかけら」
8 池内紀「東海道ふたり旅 道の文化史」
9 渡辺佑基「進化の法則は北極のサメが知っていた」
10 青山七恵「私の家」
う〜ん、1位の宇佐美まこと「展望台のラプンツェル」、あまり話題になっていなかったのでちょっと驚きました。辛い話らしい。でも、3つの話が並行して進んで行ってあるところで交わる。その展開がスゴイらしいです。あとは10位の青山七恵「私の家」。家という概念のあやふやさを的確に捉えている、というコメント。これは読みたいなぁ。あとは井上光晴とその妻、そして、瀬戸内寂聴の物語を井上の娘、井上荒野が書いた「あちらにいる鬼」も関心はあるけれど、読まないだろうなぁ。
横山秀夫「ノースライト」が別格になっていますが、以前「64」を別格で外したので今回も「別格」ということらしい。まぁ、ミステリーでは昨年のベストですよね。って読んでないけど。
小説読みなので物語以外が半分というのはちょっとつまらない。ただ「大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件」と「森瑤子の帽子」はおもしろそう。
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