おぉ!「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」がベストセラーになったブレイディみかこさんの新作が6月3日に発売されます。これは筑摩書房のPR誌「ちくま」で連載されていたエッセイの単行本化です。
まずは、アマゾンから紹介文を。
中高年たちの恋と離婚、失業と抵抗。
絶望している暇はない。
EU離脱の是非を問う投票で離脱票を入れたばっかりに、
残留派の妻と息子に叱られ、喧嘩が絶えないので仲直りしようと
漢字で「平和」とタトゥーを入れたつもりが、
「中和」と彫られていたおっさんの話……
本を読むことを生きがいにしていたのに
緊縮財政で図書館が子ども遊戯室の一角に縮小され、
それでも諦めずに幼児たちに囲まれながら本を読むうち、
いつしか母子たちに信頼されていくこわもてのおっさんの話……
などなど、笑って泣ける21篇。
「みんなみんな生きているんだ、友だちなんだ」!
「『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で青竹のようにフレッシュな少年たちについて書きながら、そのまったく同じ時期に、人生の苦汁をたっぷり吸い過ぎてメンマのようになったおっさんたちについて書く作業は、複眼的に英国について考える機会になった。二冊の本は同じコインの両面である。」(「あとがき」より)
「人生の苦汁をたっぷり吸い過ぎてメンマのようになったおっさんたち」って!とにかくこちらもおもしろそう。表紙もタイトルもいいよなぁ。帯には3人の方のコメントが。いやいや、これも読むでしょう!
世界でいちばん愛すべきおっさんたち(&おばさんたち)が、ここにいる。あんたら、最高すぎるんだけど……
−−高橋源一郎(小説家)
イギリスの市井の人の魅力を引き立てるブレイディさんの愛と観察眼と筆力に心を丸ごと持っていかれた。
一編一編が人情に満ちた極上のドラマ!
――ヤマザキマリ(漫画家/随筆家)
高みからレッテル貼ってるだけじゃわからない、厄介で愛おしい人生たち!
−−ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)
◯「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」、僕の感想はこちら!
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