出る本、前作の「ボクたちはみんな大人になれなかった」がすごくすごくよかった燃え殻の新作「すべて忘れてしまうから」(7/23)出ます。「ボクたちは〜」は2017年のマイベストの2位でした。なんだか不思議な小説。世紀末の東京の風景や気分や人々の思いがそのまま蘇ってくるような…。アマゾンの紹介文を読むと新作にも同じようなにおいがします。うむ、これも読むぞ!
ベストセラーになった『ボクたちはみんな大人になれなかった』の 燃え殻による、待望の第2作!
ほぼ忘れてしまった出来事だらけで、文章の途中で立ち止まってしまった。やっぱり書いておいてよかった。あの夜、編集のTさんに無理やり誘ってもらってよかった。だって良いことも悪いことも、そのうち僕たちはすべて忘れてしまうから。―――――本書より
いまはもうない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、入院した病院の天井、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場――。
ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる「断片的回顧録」。
◯「ボクたちはみんな大人になれなかった」の僕の書評はこちら
出た雑誌、「本の雑誌」8月特大号出ました。特集が「落語本で笑おう!」。僕も落語の本はけっこう持ってますが、ううむ、これ読むと、さらにいろいろ欲しくなって。やばい!今月は恒例の「上半期ベスト」も発表されています。こちらもややややや!のラインナップ。
もう1冊、出た雑誌。「クロワッサン」最新号、特集は「いま読みたい本、読むべき本」、時々出る「クロワッサン」の本の特集。これもやっぱり気になります。目次をまとめて紹介!
混迷を極める時代だからこそ。 あの人に聞く、今、読みたい本/いま見直す、絵と言葉の力。 大人に希望をもたらす絵本/ページをめくれば目から栄養。眼福のアート&ビジュアルブック/ 料理や暮らし、健康、教養まで。 すぐに役立つ大人の実用書13選/ 本を愛する書店員のイチオシ。「最近この本に感動しました!」/ 東直子さんの新作短歌で、 “これまで"と“これから"を考える/書き下ろし新作詩も。 いまこそ味わいたい詩の力。 谷川俊太郎さんに聞きました/色褪せない名インタビューを再び。 あの本を書いたときの、作家の思い/学びとときめき、癒やしが満載。 大人だって、マンガが読みたい!
2020.7.20 昨日、東京は久しぶりに晴れましたが、今週もほとんどが曇り空。梅雨、いつ終わるのでしょうか?読書は宇佐美まこと「ボニン浄土」。
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