また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!ショーン・タンが描く「ウサギ」、「猫はうれしかったことしか覚えていない」文庫化、「MOE」最新号も気になる!(2021.2/2週)

 

 さて、出た本。ジョン・マーズデン:文/ショーン・タン絵「ウサギ」出ました。この本に収録されたショーン・タンの絵は巡回中の展覧会「ショーン・タンの世界展」でも少し見ることができました。ウサギが無表情でコワい。で、アマゾンの内容紹介はこんな感じ!

大勢のウサギがやって来て大陸に蔓延し、先住者は危機に追いやられていく。美麗なイラストで語られる建国寓話。豪児童文学賞受賞。

 イギリスに植民化されたオーストラリアの話ではあるのですが、翻訳家の金原端人さんは「ショーン・タンのシュールで大胆でコミカルな絵は、この物語を一気に「奪う者と奪われる者」のダイナミックな物語に置きかえてしまう(「ショーン・タンの世界」より)」と書いてます。というわけで、これは読むぞ。あ、翻訳は岸本佐知子。

 

◯展覧会のカタログでもある「ショーン・タンの世界」、これもいいです!

 

 

 文庫化です。石黒由紀子:文/ミロコマチコ:絵「猫はうれしかったことしか覚えていない」、幻冬社から文庫になりました。既読ですが、これよかったな。石黒さんの飼い猫コウハイと先住犬のセンパイの話や友人知人の猫たちの話がいっぱい!猫愛がさらに強まる一冊です。ぜひ!

 

 

 ◯「猫はうれしかったことしか覚えていない」僕の書評はこちら

 

 出た雑誌。「MOE」最新号の巻頭大特集は「ミヒャエル・エンデ『モモ』」。表紙が「モモ」化しちゃってますね。エンデのロングインタビューも気になる!

■ 巻頭大特集 ■ ミヒャエル・エンデ『モモ』
20世紀を代表する児童文学作家、ミヒャエル・エンデが生んだ永遠の名作『モモ』。書かれたのはおよそ半世紀前ですが、日常が大きく変化した2020年、話題を集めました。生前のミヒャエル・エンデ ロングインタビュー、貴重な原画や資料をまとめた完全保存版です。
■ 特別ふろく ■『モモ MOMO』クリアファイル

 

2021.2.7  森さんの発言ひどいもんだ。すぐにでも辞めて欲しい。読書は阿部暁子「パラ・スター〈Side百花〉」。

 

【書評ランキングに参加中】

ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ