また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!内田也哉子×中野信子「なんで家族を続けるの?」、燃え殻「夢に迷って、タクシーを呼んだ」、宮部みゆきのシリーズ最新作も!(2021.3/4週)

 

 さて、出た本。文春新書から内田也哉子×中野信子「なんで家族を続けるの?」出ました。これ新聞の広告見た瞬間に買うぞ、と思い、土曜日に買っちゃった。アマゾンからその内容を。

樹木希林と内田裕也の娘として生まれ、家族団欒を知らずに育った内田也哉子。自身は19歳で結婚、三児の母として家族を最優先に生きてきた。一方、中野信子は巨大なブラックホールを抱えてきた。その原点は両親の不和の記憶だった。

 いや別に家族には特別なことはないんですけどね。内田也哉子さんは気になるし、脳科学者の中野信子さんもいつも気になってる。今読んでるのが終わったらすぐ読みたいぞ。

 

  出る本。燃え殻「夢に迷って、タクシーを呼んだ」(3/23)出ます。これは以前出たエッセイ集「すべて忘れてしまうから」の完結編。前作、読んでるうちに自分のいろいろなことを思い出すので大好きでした。燃え殻は小説もいいけど、エッセイもおすすめ。これも内容紹介の一部を。

繰り返される緊急事態宣言、武士が見える女、趣味がフットサルの男、グレーな宿泊施設、退職代行サービス、青春の使い方、破られた学級新聞、タマゴサンドと牛乳、磯丸水産の夜、首都高速を走る車の音、渋谷円山町のワンルームマンション、叩かなくてもホコリの出る人生――すべて忘れてしまうから。

自身の日々の体験を基に、いつか忘れてしまう、でも心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、抒情的に、時にユーモラスに綴った、燃え殻による断片的回顧録・完結編。

 

◯燃え殻「すべて忘れてしまうから」の感想はこちら!


 宮部みゆきの「魂手形 三島屋変調百物語七之続」(3/26)出ます。シリーズ7作目!江戸・神田の三島屋で行われている変わり百物語。聞き役は変わっても変わらぬおもしろさ。これはずっと読み続けそう。

 

 ◯「三島屋変調百物語」過去作を含む、宮部作品の書評や情報はこちら!!

 

 

2021.3.22  緊急事態宣言全面解除!とはいえこれからを考えるとまったく油断できない感じ。しっかり自衛を。読書はカズオ・イシグロ「クララとお日さま 」。