また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!朝井リョウ「正欲」。フルーツポンチ村上の俳句本、「MOE」は酒井駒子特集!(2021.3/5-4/1週)

 

 さて、出た本。朝井リョウ「正欲」出ました。作家生活10周年の記念作品。アマゾンの紹介文を読むとなんだかすごく読みたくなった。この表紙、いいな!

あってはならない感情なんて、この世にない。
それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。

息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。

しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、
ひどく不都合なものだった――。

多様性を尊重する時代にとってひどく不都合な繋がり、か。気になるぞ。読む!

 

 出た本、というか文庫化。村田沙耶香「地球星人」、新潮文庫から出ました。これがまたなんというかすごい小説で…。クレイジー沙耶香の真骨頂というか。いやいやいや、経験したほうがいいですよ、これは。とりあえず僕の書評を読んでみてください。


 

 出る本、「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」(4/1)出ます。「プレバト」の村上健志の俳句好きだなぁ。で、これは朝日新聞の本のサイト「好書好日」で連載されていたものの書籍化。村上さんが俳句結社「ホトトギス」など数十の句会にゲスト参加して俳句修行をする様子をまとめたもの。ちょっと興味あり!

 さてもう1冊、出る雑誌。「MOE5月号」は酒井駒子特集。おぉ!4月10日から東京・立川の「PLAY!MUSEUM」で展覧会が始まるのでそれに合わせた巻頭大特集です。アマゾンから特集部分だけを引用してみます。

■ とじこみふろく 酒井駒子描きおろし「飾れるポストカード」3枚セット
■ 巻頭大特集 酒井駒子 みみをすますように
子どものふとしたしぐさや表情を、繊細な感性でとらえ、描きだす酒井駒子さん。展覧会を記念して、酒井駒子さんの仕事を特集します。酒井さんの言葉でたどる自作絵本のすべて、絵本以外の仕事、創作の芽をはぐくんだ愛読書のインタビューや森のアトリエ便りなど、保存版でお届けします。

● 1 酒井駒子の言葉でたどる自作絵本
● 2 絵本の挿画
● 特別寄稿
私が好きな酒井駒子さんの絵本
田中清代、島田ゆか、黒井健、町田尚子
● 森のアトリエ便り/ 酒井駒子さんへ20の質問/ 酒井駒子さんの好きな映画10選
● 3 酒井駒子インタビュー
絵本への思いと創作をはぐくんだ愛読書
● 4 絵本以外の仕事
コラム「泉水子の成長」荻原規子
● essay
石井ゆかり 「深く伏せられた瞼、その瞳にうつるもの」
祖父江慎が選んだ5枚の絵
「みみをすますように 酒井駒子」展

 

 

 ポストカードもついちゃうし、インタビューもあるし、これは展覧会の前に読んでおかないとなぁ。表紙もいいぞ!!

 

◯展覧会についてはこちらの記事を!!

 

2021.3.29 やっぱり!というか感染者数、またまた増えてます。ポカポカ陽気で人出も多く、今週もさらに増えそう。どうなることか?読書はカズオ・イシグロ「クララとお日さま 」。