また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【文学賞】第34回三島由紀夫賞・山本周五郎賞、候補作が発表になりました!選考会は5月14日の予定

  三島由紀夫賞と山本周五郎賞の候補作品が発表になりました。去年はコロナ禍で選考会が秋に延期になっちゃったけど、今年は5月14日の予定。大丈夫かな?ではまず、三島由紀夫賞候補5作です。

 

◯藤原無雨「水と礫」

 

◯乗代雄介「旅する練習」

 

◯岸政彦 「リリアン」

 

◯李琴峰「彼岸花が咲く島」

「文學界」2021年3月号

◯佐藤厚志「象の皮膚」

「新潮」2021年4月号

 

 昨年は宇佐見りんさんの「かか」が受賞ですが、今年はどうかなぁ?藤原さんの「水と礫」は宇佐見さんと同じ文藝賞の受賞作。最近の文藝賞は「おらおらでひとりいぐも」など話題作が多くて、レベルも高そう。栗原裕一郎さんは「水と礫」を評して「この10年ほどの純文学新人賞受賞作の中でも屈指」と言ってます。ううむ。乗代さんの「旅する練習」は芥川賞で次点でしたし、もう評価が定まった作品ですよね。読んでないけど。すまん。社会学者の岸政彦さんは「ビニール傘」で芥川賞候補。三島賞の候補もこの「リリアン」で3度目です。これもなんだかおもしろそう。李琴峰さんと佐藤厚志さんの作品は最近雑誌に掲載されたばかり。李琴峰さんは2作目の「五つ数えれば三日月が」が芥川賞候補になっています。なんとなくですが、藤原さんと乗代さんが有力候補????

 

さて、山本周五郎賞のノミネート5作はこちら。

◯伊吹有喜「犬がいた季節」

 

◯伊与原新「八月の銀の雪」

 

◯小川糸 「とわの庭」

 

◯ 砂原浩太朗「高瀬庄左衛門御留書」

 

◯佐藤究「テスカトリポカ」

 

 伊吹さんの「犬がいた季節」、わっ!伊吹さんって女性なんだ。今知った!彼女は直木賞候補にもなってるし、この小説は本屋大賞の3位。犬好きなんで読みたいのだけど。伊与原新さん「八月の銀の雪」は直木賞候補作、本屋大賞にもノミネートされました。小川糸さん「とわの庭」、とわって永遠じゃなくて主人公の名前なんですね。まぁ掛かってるんだろうけど。砂原浩太郎さん「高瀬庄左衛門御留書」は時代小説。北川次郎がYouTubeで2021年ベスト1に認定したとか。ううむ。最後は佐藤究さん「テスカトリポカ」、クライムノベルらしい。山本賞も前半は分かるけど後半が分かんない。で、まぁ伊吹さんか伊与原さんでどう?と適当すぎる予想。読んだ本が一冊もないのが情けない。

 

 

【書評ランキングに参加中】

ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ