また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!金原ひとみ「アンソーシャルディスタンス」!原田マハ「リボルバー」!トーベン・クールマンの絵本も気になる(2021.5/5週)

 
 さて、出る本。金原ひとみ「アンソーシャルディスタンス」(5/26)出ます。表題作は「新潮」掲載時に話題になってました。タイトルからすごく気になる。下の内容紹介で触れられている「ストロングゼロ」も気になる話。まぁ、これは買うでしょ!!
 

コロナみたいな天下無双の人間になりたい――読めば返り血を浴びる作品集。パンデミックに閉塞する世の中で、生への希望だったバンドのライブ中止を知ったとき、二人は心中することを決めた。世界を拒絶した若い男女の旅を描く表題作を初め、臨界状態の魂が高アルコール飲料で暴発する「ストロングゼロ」など、あらゆる場所でいま追い詰められている人々の叫びが響き渡る。いずれも沸点越えの作品集。

 

 ◯表題作、立ち読みもあります!

 

 

 さらに出る本!原田マハ「リボルバー」(5/26)出ます。これアート小説じゃないのかな、と思ってたら、ゴッホの話!まずはアマゾンの紹介文を。

 

パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴(たかとおさえ)は、小さなオークション会社CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)に勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。
高額の絵画取引に携わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。
それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。

「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか? 」 「――殺されたんじゃないのか? ……あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」

ゴッホとゴーギャン。

生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、真実の物語。

 

 ゴッホとゴーギャンのアルルでの共同生活については原田さんも「たゆたえども沈まず」で書いていますが、これはどういう展開になるのかな?「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」のような上質なアートミステリーになってるならいいなぁ。これもぜひぜひ読みたいぞ。

 

◯原田マハ、他の本の書評はこちらから!

 

 

 出た本。絵本です。 トーベン・クールマン「アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険」出ました。これはクールマンの「ネズミの大冒険」シリーズ、「リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険」「アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険」「エジソン ネズミの海底大冒険」に続く第4弾です。このシリーズ、いいですよぉ。なんといってもクールマンの絵がいい!主役になるネズミたちがかわいい!夢あふれる物語がいい!というわけで、今回は未来に旅する話なのかな?楽しみ!

 

◯他の「ネズミの大冒険」シリーズの感想はこちら!

 

◯これまでの「出る本、出た本」はこちらを!

 

 2021.5.24 沖縄も緊急事態宣言。IOCコーツ氏、緊急事態宣言下でも五輪開催って、勝手に決めるな!!読書は宇佐美まこと「夜の声を聴く」!