さて、出る本。窪美澄「朔が満ちる」(7/7)出ます。なんだか分からないけれどいいタイトルだな。まずはアマゾンの紹介を。
かつて中学1年の時に僕は、酒を飲む度に荒れる父親に手を焼き、遂に斧で殴りかかって殺そうとしたことがある──心に傷を負ったまま家族とも離れ、悪夢のような記憶とともに生きていく史也。荒んだ生活の中で、看護師の千尋との出会いから、徐々に自身の過去に向き合おうとする──これは「決別」と「再生」の物語。
サバイブ、したのか? 俺ら。
家族という戦場から――
家庭内暴力を振るい続ける父親を殺そうとした過去を封印し、孤独に生きる文也。
ある日、出会った女性・梓からも、自分と同じ匂いを感じた――
家族を「暴力」で棄損された二人の、これは「決別」と「再生」の物語。
ううむ、窪テイストを感じる。彼女の小説はデビュー作からずっと読んでたのに、今3冊ぐらい積ん読になっている。いかんなぁ、なんとかしなくちゃなぁ。これも読みたいぞ。
◯窪美澄、他の作品の僕の書評はこちら?
糸井重里「子どもは古くならない。」(7/7)出ます。「ほぼ日」などでの糸井さんのことばを集めたシリーズ。毎年1冊ずつ本になっています。去年の「かならず先に好きになるどうぶつ。」は愛犬ブイヨンがいなくなってブイコがやってくるなんとも切ない回?で泣いたなぁ。前回はショーン・タンの表紙で今回はヨシタケシンスケさん。というわけでそれだけで買っちゃいそう。
糸井重里が書いた1年分の全原稿から、こころに残ることばを集めてつくる本「小さいことば」シリーズ。
その最新作ができあがりました。収録されたことばはぜんぶで204個。
毎年違う装画を誰が描くかも話題ですが、今回はヨシタケシンスケさんにお願いしました。
本の中には赤ん坊やこどもについてのことばもたっぷり掲載されています。
南伸坊さん、和田ラヂヲさん、福田利之さん、秋山具義さん、幡野広志さんもゲスト参加。
哲学のような、エッセイのような、冗談のような、詩のような、軽くも深くも読める、ことばの本です。
石津ちひろ作 酒井駒子絵「すやすやおやすみ」(7/9)出ます。酒井駒子ファンとしては絵だけのものも当然チェック!彼女の子供や赤ちゃんの絵、いいよなぁ。石津さんは未読だけどどんな感じかな?これも楽しみ。
◯酒井駒子、他の絵本や展覧会の感想はこちら!
◯これまでの「出る本、出た本」はこちらを!
2021.7.5 東京の感染者、また増えてきている。まん延防止は継続?またまた緊急事態?オリンピックは??読書は金原ひとみ「アンソーシャルディスタンス」。これはスゴイ!