う〜〜〜ん、ツイッターから突然流れてきたツイートをにわかには信じられず、検索をかけ事実だと知ってしばらく呆然としていました。すい臓がんで春から闘病中だということはさらに後から知ったのですが、「ばにらさま」の書評を書く前に読もうと先日見たネットのインタビュー記事の写真が、その笑顔が忘れられず、またまた呆然。なんでかなぁ、なんでこうなっちゃうんだろう。
僕は彼女の遅れて来た読者で新作として読んだのは病気から復活した「なぎさ」、そして「自転しながら公転する」、「ばにらさま」の3作だけです。「なぎさ」でいいなぁと思い、「自転しながら公転する」でこのこの人はすごい、と思い、最新短編集の「ばにらさま」はこれから書評を書こうとしていたところでした。
「自転しながら公転する」は本当にリアルでこれからこの人はどんな物語を紡いでいくのだろう、とすごく楽しみにしていたのでかなりの喪失感があります。58歳かぁ。まだまだ若い。残念すぎて悲しすぎてちょっと途方にくれています。
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